【送料無料】ザ・タイガースCD2組[ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム]1970年[サヨナラ日劇★ウエスタンカーニバル VOL.3]1981年1月25日
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①[ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム]2枚組 1970年8月22日収録作品 POCH-1056/57 1990年CD発売
*詳しい曲名は、画像5をご覧下さい。
②[サヨナラ日劇★ウエスタンカーニバル VOL.3] 1981年1月25日収録日劇 アポロンAPCA-157 1996年CD発売
*詳しい曲名は、画像6をご覧下さい。
①は、
『この[ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム]は今から20年前(現在;53年前)の’70年8月22日、東京大田区の田園コロシアムで開かれた「ザ・タイガース・ショー」の模様を収録したライヴ・アルバムで、タイガース解散の1カ月後である’71年2月20日にリリースされている。このライヴを収録した時点でのタイガースはすでにグループ存亡の危機を迎えていた。前年に失踪を企てた瞳みのるが、脱退、もしくはグループの年内解散を強硬に主張していたことから、何度となく深刻なミーティングが重ねられ、’70年に入ってからは、‘解散’という言葉がかなり現実味を帯びたテーマとなっていたのである。また、同じく前年の12月には沢田研二がソロアルバムを発表、70年2月には、岸部修三とシローの兄弟によるプロジェクト・アルバム[サリー&シロー]を発表するなど、メンバーのソロ活動も目立ってきた。グループ活動とは別個にソロ・プロジェクトも行うというのは、当時の海外のロック・シーンの流行でもあり、タイガースとしても軽い気持ちだったのだろうが、ファンの目にはタイガース分裂への不安材料にも写ったかもしれない。少なくともタイガースに転機が訪れていることは強く感じとったにちがいない。そんなタイガースの内部事情だけでなく、音楽シーンもすでにGSブームは完全に終息し、代わって台頭してきたフォークとニューロック(ジミ・ヘンドリックスやレッド・ツェッぺリンなど、英米のロックの新しい波と呼応した)の2大勢力が若者たちの支持を集めていた。タイガースが田園コロシアムでコンサートを開いた’70年8月は、日本で公開中の映画「ウッドストック」が大きな話題を呼び、岐阜県岐阜県椛の湖畔では‘日本版ウッドストック’とも呼べる野外コンサート中津川フォーク・ジャンボリー」が開催されていることでも、当時の状況が伺えるだろう。こうした時代の流れに対応できないGSの多くは解散を余儀なくされ、タイガースもコンサートの1カ月前には、渡辺プロダクションと解散を前提にした交渉に入っていた。GSの王者タイガースの解散は内定し、あとはその幕切れの日をいつんいするかを決めるだけという段階にまで達していたのである。そんな状況の中でのコンサートとなったわけだが、考えてみれば2年前の’68年8月12日には後楽園球場で2万人以上の観客の前で演奏していたタイガースである(ちなみに日本のアーテイストで、武道館、後楽園球場での単独コンサートを最初に実現したのは、矢沢でもキャンディーズでもない、タイガースなのである)。それが今度は田園コロシアムで8千人の観客というのは、ちょっと淋しい気もするが、さすがタイガース!決して黄金時代のライヴ・パワーを低下することはなかった。このライヴ・アルバムから伝わってくる熱気の凄まじさが、それを証明している。現在の高音質のライヴ・アルバムに馴れきった耳には、なんとも隔世の感がある音の悪さ(アナログ盤の歌詞カードには当日のマイク・セッティングの図表が載っていたが、それによるとアンペックスの4トラック・テープ・レコーダーで録音したようだ)だが、それがまた、演奏のパワーや観客の熱狂などすべてを音の塊にして再現しているようで、がえって迫力のあるものにしているようだ。デビュー・アルバムで聞ける初期のタイガースのステージから、このコンサートまでの間の歳月は、そのまま世界的に音楽シーンが過去に例がないほど大きく激しく変化を遂げた時期でもある。タイガース自身も‘GSのプリンス’から本格的なロック・バンドへと脱皮を図っており、それはこのアルバムでも十分に伺える。そういった意味では、当時のタイガースを知らない、タイガースの音楽をシングル曲くらいでしか体験できない若いロック世代に、ぜひ聞いてほしい作品でもある。レコード作品とライヴ活動に統一性がないという、当時のGSの特殊な二重構造の例に漏れず、シングルでは次第に歌謡曲っぽいニュアンスの作品が増えていた後期タイガースが、ライヴでは彼らの本来やりたかったサウンドを追求し、しっかりとロックしてたことを確認できるからである。田園コロシアムのコンサートは、全盛期を過ぎたとはいえ、ナンバー・ワン・グループ・タイガースの面目躍如たるものがある強力なステージを展開。大成功のうちに幕を下ろした。フィナーレの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」が演奏される中、ジュリーが‘こんな大勢の前で(コンサートが)できるとは思ってはいなかった’と涙ぐみながら語っているが、解散が内定したネガティヴな状況の中で偽らざる気持ちだろう。解散が公表されていないだけに、熱狂的なファンの声援は逆に心苦しいものがあったのかもしれない。もちろんファンのほうは、そんなジュリーの複雑な胸の内までは気付いていない。しかし、すでにタイガースは解散に向かって歩みはじめていたのである…。』
THE TIGERS PERFECT CD BOX 中村俊夫氏 アルバム解説より
『ある意味では開き直りといっていいかもしれない。すでに解散の噂がたっていたタイガースが、自分達のやりたい音楽(ロック)を出し切ったライヴ・アルバム。前半は、デビュー当時からお馴染みのストーンズのカヴァーだけでなく、CCR、ビー・ジーズ、グランド・ファンクのナンバーを熱っぽく歌うロッキン・サイドとなっている。シローが歌うドノヴァンの「ラレーニア」や、ジュリーの「ヘイ・ジュテーム」など、メンバーそれぞれの方向性も明確に出始めている。会場となった田園コロシアムの熱気は凄まじい。この歌声を聞いていると、タイガースが永遠に続いていくような気持になってしまう。』
音楽の友社 ラヴ・ジェネレーション1966-1979 小川真一氏ライナーノーツより
②は、
1981年の日劇閉幕(=閉鎖/解体)に際し行なわれた「サヨナラ日劇!最期のウエスタン・カーニバル」に出演した5人のタイガース(瞳みのるを除く)の解散から丁度10年ぶりのステージ。すでにDVDも発売されましたが、DVDには①②⑥⑦⑧⑨の6曲のみが収録されていますが、本CDにはシローの歌う⑤「ワーズ」(加橋脱退後のシローの加入オーディション曲)を含む全9曲が収録されています。またMCもノーカットのようでタイガースのみの音源だけで34分が収録されています。後半⑩~⑬はこの時期に沢田研二が活動していたバンド、オールウェイズとの共演でアルバム[G.S.I LOVE YOU]の収録曲で、同じくサヨナラ日劇ライヴ音源です。
在庫整理で出品致しますが、申し訳ありませんがバラ売りは致しません。2セットでの購入をお願い致します。大切にしまってありましたが、盤面は奇麗ですが、保管期間は長かったので、神経質な方はご遠慮下さい。ノークレームノーリターンでお願い致します。迅速な発送を心がけます。
他にも音楽CD・DVDを中心に色々と出品しています
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