現代思想 2016年1月臨時増刊号 総特集◎パリ襲撃事件●新しいの行方/パリ同時多発テロ緊急特集。
E・バリバール , S・ジジェク , 酒井啓子 , 亀山郁夫 , J・バトラー , F・ベンスマラ , J-L・ナンシー , 板垣雄三 , 鵜飼哲
【パリの衝撃】
戦争のなかで /E・バリバール[松葉祥一=訳]
キューポラの騒乱 /S・ジジェク[清水知子=訳]
哀悼は法となる /J・バトラー[新田啓子=訳]
容赦なき時間のなかで /V・プラシャド[木下ちがや=訳]
【討議】
明日なきグレート・ゲームの悲惨 /酒井啓子×亀山郁夫×三宅芳夫
シリア・イラク域内問題としてのイスラム国 /青山弘之×吉岡明子
【新しい〈戦争〉の行方】
パリの事件と「世界大戦」の足音どう捉えるか、どう立ち向かうのか/栗田禎子
グローバル・ジハードという名の妖怪/臼杵陽
動物化を昂進するグローバル内戦そのメタ・ポリティクス/土佐弘之
ポストコロニアル・ヨーロッパに市民はひとりもいない/北川眞也
エルサレム かつてキリストに怯えた町で/小田切拓
「戦争行為」 そして他の不幸なフレーズ/R・ジャクソン[川久保文紀=訳]
終末の執行人たち ウェーコからISISまで/D・リーヴィス[後藤あゆみ=訳]
【イスラームの未来】
壊れゆく世界、悪あがきの交錯、イスラームの未来 /板垣雄三
イスラーム国を封じ込める /中田考
ダーイシュ幻想 新たな〈世界観闘争の時代〉に/鈴木規夫
本質的なことは、社会がムスリムについて何をしたか、ではなく、ムスリムにしたことについて、ムスリム自身が何をしたかということなのです/F・ベンスラマ[コリン・コバヤシ=訳]
レバノンのゴミ危機と抗議運動 /M・アリ・ナエル[佐野智規=訳]
【今日の恐怖】
われわれの歴史の重み/J-L・ナンシー[松葉祥一=訳]
安全保障でも恐怖でもなく/J-L・ナンシー/松葉祥一=聞き手[桐谷慧+松葉祥一=訳]
真理のうちで礼拝すること?/J・ロゴザンスキー[大前元伸+松葉祥一=訳]
【フランスの変貌】
「みずから播いた種」 二一世紀のフランスの変貌/鵜飼哲
サン・ドニについて知っている僅かなこと/陣野俊史
連鎖する自己免疫 フランス 二〇一五年秋/増田一夫
共同体への情念『フランスという坩堝』が描く移民の第二世代/太田悠介
立ち上がるムスリムたち、介入されるムスリムたち/山下泰幸
現代化二〇〇三年から二〇一四年へ/R・マジョール[吉松覚=訳]
【二枚舌の世界】
彼らの戦争は誰の役に立つのか/J・ビデ+E・アザン+E・トラベルソ他[松葉祥一=訳]
なぜエルドアンはイスラム国を助けるのか/D・グレーバー[高祖岩三郎=訳]
みんなで愚劣になっていく「現実を隠蔽するレトリック」とテロリズムへのわれわれの反応/P・ミシュラ[小川緑=訳]
言ってみるがいいパリ攻撃について考える/K・ゲッセン[三宅美千代=訳]
なぜ世界は、パリをこれほど悼む、のか?/Z・アベベ[本橋哲也=訳]
ムンバイからパリへ 南アジア、死を招く裏切り行為/R・ムルティー[粟飯原文子=訳]
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コンディション:全体的に概ね良好です。 *表紙汚れているように見えますが元からのデザインです。
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