☆ 新刀最上作最上大業物 【肥前国忠吉】 ☆ 裁断銘入り
寛文二年八月五日 貳ッ胴裁断 山野加右衛門永久花押
初代肥前忠吉は龍造寺家家臣・橋本道弘の子として元亀3年に生まれ、
父親の戦死により家が断絶したため刀匠に転身し、
慶長元年に上京後、山城国の埋忠明寿の門人となり刀工としての技を磨きました。
慶長3年に帰国し佐賀城下町に居を構え、鍋島勝茂から戦功ある家柄であったという事で改めて取立てられ、
代々藩工として九代まで栄えた日本刀史上屈指の名門です。
制作時期により、五字忠吉銘・秀岸銘・住人銘・改銘後の忠廣銘に分かれており、
肥前国住武蔵大掾藤原忠廣などの銘があります。
肥前忠吉を愛刀としていた著名人は多く、
勝海舟・坂本龍馬・岡田以蔵・萬屋錦之介(俳優)・佐田の山晋松(力士)等で、
「愛刀百華選164頁・165頁」にて紹介されています。
種別 : わきざし
白鞘 : 79.0cm
刃長 : 54.6cm
長さ : 54.6cm
反り : 1.0cm
目くぎ穴 1個
元 幅 : 約3.0cm
先 幅 : 約2.0cm
元重ね : 約0.57cm
先重ね : 約0.44cm
刀身重さ : 505g
登録証銘文 表 肥前国忠吉 裏 寛文二年八月五日貳ッ胴裁断山野加右衛門永久花押
登録 新潟県 010225号 昭和31年6月11日
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