減速してからの加速レスポンス向上 ベアリング厚さ3mm ベアリングシート1mm×2枚 計5mmの3点セットの商品です画像1
セカンダリスライディングシーブのガイド溝が斜めに傾いています
斜めのガイド溝のためセンタースプリングが捻(ひね)られて圧縮されます
ベアリングを入れることによりスプリングの捻りを戻そうとする反力を0にし溝とピンの動作をよりスムーズにします
減速するとセカンダリスライディングシーブが素早く低速側へ戻るため加速レスポンスが向上します
セカンダリスライディングシーブと共にスラストベアリング自体も同回転しますがベアリング内の<軸受コロ>はほんの少ししか回転しないのでグリースや油分を付けずパーツクリーナーで洗浄しただけのほうがレスポンス向上になります(油分を付けるとレスポンスがわるくなります)レスポンス=アクセルグリップ開に対する瞬時加速反応時間
シーブのオイルシール機能が失われたものはゴミほこりが入り、溝が摩耗し低速側への戻りが困難になります 溝が摩耗したものはシーブを交換したほうが良いです (摩耗したところにピンが引っ掛かり戻らない=トップギアからローギアに戻らない=加速不良)
JOG へ使用するには画像6のセカンダリスプリングシート下部外側のつばをサンダーで取り去ってください(画像 7)
他にJOGセカンダリスプリングシートのツバを取り去る加工も出品しています そこで取り去り方法も紹介しています
シートの外し方
セカンダリスライディングシーブとセカンダリスプリングシート下部の間に小マイナスドライバー(百均小ドライバーセット)の先端をサンダーで薄く削ったものを四方から軽く叩き入れてシーブからシートを外します(画像5)
画像2、3、4、6のセカンダリスプリングシートは外側のつばが付いている状態で撮影しました
ついでにシート内のグリースE も交換したほうがよいです (グリースE も出品しています)
画像4のセカンダリスライディングシーブとベアリングシートの接触面をセカンダリスライディングシーブのテーパーに合わせてベアリングシートの1枚をテーパーサンダー加工すると収まりがよくなります(画像5)
JOGはテーパー加工有りが良いです
ベアリング及びベアリングシートの内径はφ45です 3KJのセカンダリスプリングシートの外径はφ43.5 径で1.5mm違いますが問題なく使用しています
3KJの他φ45の機種のセカンダリスプリングシートにも使用できます
φ45.1以上の(シグナス系等)には使用できません
分解したついでに
ボス(クランク軸に付くパイプ状のもの)とプライマリスライディングシーブの摺動をなめらかにして加速不良の予防をします
上記互いの摺動面をサンドペーパー(#2000位)に油を付けて磨きパーツクリーナーで洗浄した後、きれいなウエス(百均ペーパータオル)で拭き(磨き)ます
互いの摺動面のオイル使用NG、オイルを塗ると次第に固着が始まり摺動せず加速不良(初期は段付き加速)登攀力不足になります