US のブラックミュージックに大きな影響を受けつつもサンバやガフィエラといったブラジルのダンス・ミュージックをミックスし「ブラジルのアース・ウインド & ファイヤー」の異名をとるバンダ・ブラック・リオ。そんな彼らが2011年に発表した作品が本作『SUPER NOVA SAMBA FUNK』である。 オリジナル・メンバーから一部入れ替わっているとはいえ彼らのトレードマークともいえるストリングスやホーンも交えた豪奢なサンバソウル・サウンドは健在。とりわけドラムとベースの多彩な絡み、ホーンズとの一糸乱れぬキメやその引き出しの多さは他の追随を許さないレベルにあり、同じようなミッド・テンポの曲が続いても決して飽きさせない。ゲストにはカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、セーザル・カマルゴ・マリアーノ、エルザ・ソアレス、セウ・ジョルジといったレジェンドが参加。ジルとカエターノの参加した2曲は、本国ブラジル以外ではじめてのアナログ化というのも嬉しいトピックだ。 https://youtu.be/QyZv7uZ8-ig