希少なフィン・ユールによるデザインの「スペードチェア FD133」になります。
Finn Juhl (フィン・ユール)が1954年にデザイン。
ニューヨークのJohn Stuartが輸入販売したものになります。デンマークの家具メーカーFrance & son の前身、France & Daverkosen社が1954〜57年頃に製造したものだと思われます。オリジナルのビンテージ品になります。
チーク材が使用されたフレームは、木球を用いた特徴的なデザインで、またエレガントな形状をしています。
手になじむ俵型をした肘掛先端の握り部分と柔らかな肘掛のカーブが美しく、安楽性の高いフィンユールの名作です。
浮遊感のあるデザインや、背もたれのカーブなど、フィンユールの世界観が見事に表現されております。
チューブスプリングの上にウレタン無垢のクッションが配置され、軽量で座り心地のよいチェアです。
海外にも輸出することを目的に、ノックダウン式の構造となっていました。
当時チーク材は天然樹脂成分により刃物の切れ味が悪くなるため量産家具には不向きとされていましたが
タングステンカーバイドという超合金の刃が開発されたことで、
フィン・ユールのデザインの初の量産家具としてスペードチェアが製造されました。
【コンディション】
ビンテージ品となります。製造されてから60年は経過しているので経年に伴いフレームに打痕や傷、擦れがあります。左アーム後方の接合部が緩くなっている箇所があります。また右アーム先端が欠けと割れがございますが部分的な補修がしてあるのでこのまま使用しても問題はありませんが現状渡しとなります。
シートにつきましては、一部シミがございますが両面使用出来ますので向きを変えて頂ければ目立たないかと思います。
現在、お店で購入すると70万円から80万円台が相場の様です。木部のメンテナンスと張地の交換をしても市場価格より抑えられると思います。
ビンテージ品、古いお品とご理解いただいた上でのご検討をお願いいたします。
・チーク材
ウォールナット、マホガニーと並ぶ世界三大銘木の一つ。
「木の宝石」とも言われているチーク材は、シソ科チーク属の落葉性高木の総称で、ミャンマーやインドネシアなど主に東南アジアの熱帯気候の地域に生育している高級木材です。
チーク材には木製タールの油分(オイル)が含まれているので、
水に強く、虫などにも強いので豪華客船クイーンエリザベス2号や
オリエント急行などにもチーク材が使われていました。
現在ではほとんどの地域で伐採が禁止されているため、
ビンテージ品の家具などでしか手に入らなくなっており、
大変希少で古い材木ほど価値があるとされています。
デザイナー :フィン・ユール
製造元 : France & son
素材 : チーク(フレーム)、ファブリック(クッション)
サイズ : W 73 × D 74 × H 77 × SH 42(cm)
ヤマトホームコンビニエンス・らくらく家財便Cランク
・神奈川県からの発送になります。
・一部地域、離島ではお届けできない地域がございます。
・梱包から希望箇所への設置、梱包資材の回収まで行って頂けます。