ソニーSS-AL5mk2を出品します。1998年発売の高級スピーカーで当時の価格はペア16万円でしたが、現代の基準なら2倍、3倍の価格の製品よりも良い品質のスピーカーユニット、キャビネット、ネットワークパーツを使用した、ソニーの力作でした。
興味のある方は最後の方の商品の詳細、をお読みください。
クリーニング済み(キャビネット、ユニット、スピーカーターミナル)で、
音出し確認済み・動作品です。
非喫煙環境で半年ほど使用、付属品はサランネットのみ。背面端子のジャンパーピンもあり(欠品なし)ます。
年代からすると大きな打痕もなく美品の部類に入ると思いますが、中古品ですので写真を見て納得できる方のみ、ご入札ください。
メンテナンスのため一通り部品の劣化などないか確認済みです。
スピーカーユニット、キャビネット内部共に音が出なくなるような劣化は総じてほぼなく、安心してお使い頂ける状態と思いますが、中古品のため万が一のトラブルの際もご自身で対応できる方のみ落札ください。
ノークレームノーリターンで入札お願いします。
・各ユニットの状態
スピーカーユニットの凹みや割れ、ビビリ音の発生などありません。
このスピーカーでよくあるウーハーセンターキャップの経年劣化と指押しによる割れもありません。(※片方のウーハーのキャップに多少光沢がありますが、劣化による白化や亀裂などが進行した状態でなく、十分強度があります)
またキャビネットからネットワーク部品に至るまで、確認しましたが、酸化や腐食はなく音も正常に出ています。
(商品の詳細説明)
ソニーがSACDを発売する前年にあたる98年にリニューアルした高級小型2WAYスピーカーです。
現代で作ったら軽く50万円は超える価格になってもおかしくなさそうなほど、高いレベルの作り込みがされています。
まずキャビネットは天然素材を贅沢に使用した構成で
1.プライ数の多い30㎜厚の積層合板による高剛性3次元加工のフロントバッフル
2.緩やかに歪曲したサイドキャビネット(板厚最大30㎜)
3.天地板と背面も積層合板
と、現代の30万円程度までのMDF+化粧板を使用した小型2WAYのキャビネットの水準を遥かに超えたクオリティで、イタリアモダン家具メーカーAlfrex社に製造委託し開発・製造されたもので、素材・剛性ともに素晴らしい仕上がりです。
スピーカーユニットは、CDを超える規格であるSACDに対応するため、
~70kHzまで再生対応を謳うツィーター(カーボングラファイト振動板)を搭載し、ウーハーもワイドレンジ化して万全を図った設計でした。ツィーターは特に現代のハイレゾ音源(20kHz以上の高域まで原理的に記録している音源)にも余裕を以って対応できる高域性能を持っていますので、この手の小型2WAYでワイドレンジ且つ高解像なスピーカーが欲しい方にお勧めです。
最後にネットワークも手抜きが全く無く、
初代SS-AL5と同じくウーハー用に極太線コアコイル、ツィーター用に空芯コイル、コンデンサーは90年代にも関わらずウーハー・ツイーター用共に同一銘柄のPPフィルムコンデンサーで統一されています。これらの構成は現代の~30万円程度までのスピーカーと比べても負けていないどころか、良い品質の部品を使っています。
更に配線は基板を使わずに部品同士をダイレクトに半田付け・専用の木のボードに固定しており、ウーハー・ツィーター用で背面別箇所に分離固定されています。
これらの作り込みのレベルの高さの結果でしょうが、
主観ながら現代スピーカーを聴きなれた方であっても、十分比較できる解像感と鮮度感、音のクオリティを持っていると思います(音の印象はあくまで個人的なものです、参考程度にお願いします。)
小型で品質の良い、日本製をお求めの方に、是非とも一度使ってみてもらいたいスピーカーです。
当時の日本メーカーの本気と凄みが感じられるのではないかと思います。(主観です)