「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書) [新書]
宮川 剛
内容紹介
ゲノムに書かれたこころの秘密、
あなたはのぞく勇気がありますか?
遺伝子から脳の秘密に迫る科学者が
個人ゲノム解析時代の希望と課題を描きだす。
脳の疾患やこころの問題を、ゲノムから解明しようとするゲノム脳科学。
その急速な進展により、性格や知能と遺伝子の関係が続々と明らかになりつつある。
個人の遺伝情報を治療に役立て、相性をゲノムで占う社会はすぐそこまで来ている……。
斯界のトップランナーが、国内外の最新研究成果を踏まえ、パーソナルゲノム時代の可能性を展望する。
内容(「BOOK」データベースより)
脳の疾患やこころの問題を、ゲノムから解明しようとするゲノム脳科学。その急速な進展により、
性格や知能と遺伝子の関係が続々と明らかになりつつある。
個人の遺伝情報を治療に役立て、相性をゲノムで占う社会はすぐそこまで来ている。
斯界のトップランナーが、国内外の最新研究成果を踏まえ、パーソナルゲノム時代の可能性を展望する。
出版社からのコメント
1980~90年代の分子生物学やコンピュータサイエンスの急速な発展は、脳科学に新たな地平を拓きました。
なかでも遺伝子から脳の秘密に迫るゲノム脳科学は、いま最もホットな領域のひとつとして注目されています。
そんななか、利根川進博士と共同研究の経験もある日本神経科学界のホープ、
宮川剛氏が、脳科学研究の最先端を臨場感たっぷりに伝える興味津々の書を上梓しました。
心理学出身の宮川氏は、「ひとのこころはどこからくるのか」という壮大な問いに、
遺伝子改変マウスを用いた行動様式の研究というアプローチで挑む科学者です。
本書では、研究手法の実際や国内外の研究成果を一般の方にも理解しやすいよう図版をまじえてわかりやすく紹介します。
さらに宮川氏は、100万もの遺伝子型をわずか2万円強で調べてくれる個人向け遺伝子解析サービスを
自ら体験し、その詳細をリポート。ネットショッピング感覚で自分のかかりやすい病気やルーツを調べてくれるというのですから驚きです。
今後、遺伝子と脳の研究が進展するにつれ、性格や相性を、
遺伝子情報をもとに判定する「ゲノム占い」のようなサービスも登場するかもしれません。
遺伝子と性格や知能の関係が科学的に明らかになりつつあり、
安価に解析サービスを享受できるようになった今日においては、
保険加入や就職、結婚時における差別の防止や情報管理のセキュリティ、
疑似科学的な粗悪サービスへの規制などについて、社会全体での議論が望まれます。
ぜひ本書をご高覧の上、ご高評いただければ幸いです。
著者について
宮川剛(みやかわ・つよし)
1970年東京都生まれ。
藤田保健衛生大学総合医科学研究所教授。
生理学研究所行動・代謝分子解析センター客員教授。
日本神経科学学会理事。東京大学で心理学博士を取得。
理化学研究所脳科学総合研究センターに在籍後渡米、
国立精神衛生研究所研究員、マサチューセッツ工科大学(MIT)
ピコワー学習・研究センター主任研究員を歴任。
帰国後は京都大学医学研究科助教授を経て現職。
専門は遺伝子改変マウスを用いた行動学習様式の研究。
日 本のゲノム脳科学の中核を担うかたわら、
一般向けセミナーやテレビ出演などを通じて、研究のアウトリーチ活動にも携わる。
・大きなダメージは無く綺麗だとおもいますが、多少使用感、経年劣化のある中古品です。
・過度に品質にこだわる方、神経質な方はご入札なさらないようにお願いします。
・何か不備がありましたら取引ナビにてご連絡ださい。
・いきなり悪い、どちらでもないなど評価をされてくる方は今後のお取引をお断りします。