【アイテム説明】
・1927年に、バーミンガムのフレデリック・ストリートの銀工房、
「アルバート・カーター/Albert Carter」によって作られた、
スターリング・シルバーの本体に、
ブルーのギロッシュ・エナメルを施したハンドミラーです。
(アルバート・カーターは、
貴婦人のドレッシングテーブルセット(卓上鏡、トレイ、へアブラシ、ヴァニティージャー)等を多く作っています。
空の雲のような枠にACがメーカーズマークです)
・ハンドミラーの本体は、92.5%以上の銀含有率が保証された純銀製で、
ミラー側に4つのホールマーク、
側面に、かすれていますがACのメーカーズマーク、
ライオンパサント、デイトレターCの3つが刻印されています。(拡大画像)
・純銀の部分は良い状態ですが、
ミラー側の持ち手に、ごくごく浅い凹み(窪み)があります。
この凹みは、横一直線のライン状のもので、
さほど深いものではなく、
凹みと言うより、小傷に近い、微細なものです(画像)
(持ち手部分は空洞です。どんな純銀製のハンドミラーも、持ち手は空洞です。)
・外側に、ブルーのギロッシュ・エナメルが施してあります。
(参考)
下地となる純銀部分に、
エンジン・ターンと言う動力によって細い線刻模様や波線模様を予め付けて置き、
その上から、ブルーのガラス粉末を置き、
炉に入れて低温で焼成してガラスを溶かし、エナメルワークとしたものです。
溶けたガラスは半透明のギロッシュ・エナメルとなり、
下に付けた模様が透けて見える仕組みです。
1900年初頭のアールデコ期のエナメル製品には、
上から透明のコーティングがしてあり、エナメルを保護してあります。
古いエナメル製品は、このコーティングがないので、
ぶつけるとエナメルが割れてしまいます。
個人的には、コーティングしてある1900年代のエナメルより、
コーティングされていない古い時代のエナメルの方が、
よりエナメルの美しさが際立っていると思いますが、
時代の流れですので、これは仕方ありません。
(参考、以上)
・エナメルの状態は、ほとんど完璧です。
・側面に、ほんの少しエナメルのチップがあります。(画像)
・また、銀とエナメルの境界部分の僅かなギザギザは、経年によるスレです。
・一か所、エナメルが滲んでいる様な箇所(点状)がありますが、
この部分のコーティングを触ってみても、ツルツルで無傷なので
制作過程によるものかと思います。美観に問題ありません。
・透明コーティングも良い状態です。
このコーティング部分にスレが多いと、
せっかくのエナメルが綺麗に見えず、
全体に小汚い、薄汚い印象のなりますが、
このアイテムはとても綺麗です。ツルピカしています。
・銀の本体は、経年の小傷、スレ、汚れ、などがありますが、
アンティークとして問題のない範囲です。
時々、銀専用の磨き布で拭いて下さい。
(小さいものですが、同封します。
磨き布は研磨剤が入っていますので、
エナメル&コーティング部分には当たらない様にして下さい。
鏡は柔らかい布で拭いて下さい。)
・斜めの傾斜を付けて面取りした鏡(bevelled glass mirror)は、
割れ、ヒビ、カケ、曇り、サビのない、
しっかりクリアに映る状態です。
・写り方は現代製の鏡と遜色有りません。
・鏡の裏(中)で、音がする事もありません。
(参考:音がする場合、鏡の裏に吹き付けた銀の塗装が剥がれている可能性あり)
鏡は非常に良い状態ですが、
約100年前のものですので、小さな小傷やスレ、汚れはご了解下さい。(画像)
状態の良い、純銀&ギロッシュエナメルの手鏡は滅多に安く入りませんので、
ぜひこの機会にご覧下さい・・(^^♪!!
【ホールマーク】
・スターリングシルバー(銀の純度92.5%以上)を示すライオンパサント
・アセイタウンはバーミンガムの錨(いかり)
・デイトレターは大文字の「C」で1927年製を示す
・メーカーズマークは「AC」で Albert Carter(アルバート・カーター)
【サイズ(約)】
全体の長さ:26.2cm
全体の最大幅:13.4cm
全体の重さ:256g
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バラエティに富んだアンティークを
色々と出品させて頂いています。
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