貨車というものは機関車や電車、気動車に比べると脇役的な存在になりますが、
なかなか奥が深く、貨車マニアになってしまうと市販の製品では満足が出来ません。
そのため、多くは改造が可能な『バラキット』という形で製品化されており、
個々の特徴をユーザー自らが反映させて完成させる・・・・という感じです。
当方の様に手先が器用ではない場合は、指をくわえて他人様のコレクションを眺めるか、
代金を支払って組んでもらうか、『モア』や『ワム』等の高級メーカー品を購入するかです。
貨車は安いと勘違いする方がいらっしゃいますが、キット価格でいえば気動車も電車も客車も貨車も大差ありません。
組立は気動車・電車が楽で、次いで客車、一番難しいのが貨車です。
従って、『モア』や『ワム』等のメーカー製貨車が高価なのは当然のことです。
昔、エンドウのブリキ貨車が値段の割に出来が良く、そのイメージで貨車は安いと思いこまれている方が多数なのではないかと思います。
此方のコレクションは、『主役』としての貨車になります。
ただ、車両そのものではなく『奥多摩の黒ホキ』という列車を『主役』と捉えています。
当然、貨車は荷物を運ぶために存在しています。
荷物によって車両の形状が特別な仕様になるのも貨車の見どころです。
奥多摩の黒ホキは、積込設備の建築限界が小さかったため車両も小型です。
そこに、他のホキに見られない特徴があり、見どころとなります。
また、積荷が生石灰でかつ速度も求められなかったので、他形式を改造した中古車の割合も多かったようです。
アダチのバラキットをプロが販売目的で組立てた特製品になります。
こちらのシリーズは、実車をレポートしてなるべく当時の雰囲気を再現してありますが、
許可を取ってレポートしたわけではありませんので、オンレール状態では見えないブレーキ配管やロットを省略し価格を下げたモデルです。
車両ではなく列車を主役と捉えた商品でとなります。
そのため、生石灰による汚れをウェザリングで再現し、積荷も積載してあります。
手すり等スケールモデルになるよう一回り小さなサイズをチョイスしています。
生石灰を積載しているのでポッパー内部構造が見れない状態ですが、
ベースとなったアダチのキットでも制作に厄介な複雑な内部構造を再現してあります、
キットをしっかりと作るにはそれなりのスキルが必要です。
素人では太刀打ちできない難易度です。
コストの掛かるスポーク車輪やウェザリングを採用していますので、パーツ代を考えても設けがあったのか??
と思える品です。
実写について
ホキ4200は石灰石輸送用として1959年から1967年にかけて128両(ホキ4200 - ホキ4299、ホキ14200 - ホキ14227)が製作された30 t積の私有貨車です。
全長は8,750 mm、全高は2,535 mm、台車中心間距離は4,900 mm、実容積は20.3 m3、自重は13.7 t - 14.1 tで、換算両数は積車4.5、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cです。
車体塗色は黒で、1968年10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65 km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロホキ」となり黄1号の帯を巻いていまる。
本商品は、1968年10月1日ダイヤ改正以前の姿となります。
長期間保管の車両になります。
商品状態は「商品状態の目安」を参考にしております。
特製品の場合、メーカー以外が販売目的で手を加えた車両になり、そういう仕様の品なのでその状態を「新品」と置き換えて考えます。
トラブル防止のため、必ず写真で判断願います。
当方の思い込みにより商品説明が間違っている場合も考えられますが、現物優先とさせていただきます。
上記の理由により、JUNK品として出品いたします。
JUNK品の為、返品、交換、クレームはお受けできません。