自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
日本会議の正体 青木理 (著)
安倍政権とも密接な関係をもち、憲法改正などを掲げて政治運動を展開する、草の根右派組織「日本会議」。虚実入り混じって伝えられる、その正体とは。関係者の証言を軸に、その成り立ちと足跡、活動の現状、今後の行方を余すことなく描く。反骨のジャーナリストがその実像を炙り出す決定版ルポ。
目次
第1章 日本会議の現在(右派人士を網羅した「国民会議」;“宗教右派”が結集した「守る会」 ほか)
第2章 “もうひとつの学生運動”と生長の家―源流(事務総長・椛島有三の原点;右派学生の蠢動 ほか)
第3章 くすぶる戦前への回帰願望―日本会議と神道(戦後体制への憤懣;日本会議内部での神社本庁の役割 ほか)
第4章 “草の根運動”の軌跡(最初の成功体験;「下から」の運動と「上から」の政治力 ほか)
第5章 安倍政権との共振、その実相(蓄積してきた手法と組織を総動員;改憲へ向けて押される最後のスイッチ ほか)
レビューより
「一億総白痴化」とテレビが多く普及しはじめた頃、ジャーナリストで評論家の大宅壮一が言ったことはある意味今の世相を的確に指摘していたと思う。政治に無知な選挙民を創りだしたのがテレビに拠ること大であると愚考しているからです。
青木氏の著書は、日本会議の成り立ちとその影響力について、元共同通信記者の視点から、関係者インタビューを交えて解説しています。読みやすく、日本会議が日本の政治に及ぼす影響を理解するのに役立ちます。特に、日本会議が設立された経緯がその中心人物へのインタビューによってわかりやすい。
ネットをあまり利用しない層にはまだ知られていないかもしれませんが、国旗国歌法や選択的夫婦別姓、皇室の女性宮家問題、憲法改正など、日本の政治課題において日本会議の影響は深く、多くの自民党議員がこれらの政策推進に努めていましたが、それが日本会議などの重要政策だったことを知ると、この組織(とそれに関係する新宗教や神社、神社本庁)は見過ごすことができない重要な政治ロビー組織であることがわかります。