GE.ゼネラルエレクトリック社の6連分岐タップにフライバックコイル用コア材に銅単線を巻いて製作したリアクトルと、スプラグ社製セラミックコンデンサを用いたXコンデンサ、富士電機製のバリスタで構成された音響用電源ノイズフィルターです。元になる6連タップはUSAのアマゾンに纏めて発注して中東のトルコより届きますが、日本の感覚からすると梱包などもかなりラフで、若干擦れたような跡があります事をご了承願います。
本品の音質に関しましては、このようなシンプルなアクセサリーからは予想外の著しい音質改善効果を発揮致します。またGEのこのエキゾチックなデザインは日本の電気器具とは風合いも異なり、西洋のインテリアと調和したデザインのようです。
音質的な特徴と致しましては、生音に近づいたような新鮮で力強い立体音像、音場とコクとキレのある深く濃い音色を特長としています。また、クセのある付帯音や微細な音の欠落、音場の窮屈感その他の弊害は殆どありません。更に音楽の表現、旋律も何といいますか実にリアルでしっかり構築されて聴こえ、音楽性も非常に豊かなアクセサリーです。
また、本品は電極の構造上、上段の３個がXコンデンサ及びバリスタによるフィルター。下段の３個が更にリアクトルを加えたフィルターという構成になっています。上段側は下段ほどの劇的な音質変化はありませんが、それでも一回でも本品を通した音を聴いてしまうと恐らく二度と元に戻せなくなるほど今までどうする事も出来なかった様々な電源に関する音質的な問題に気付かれると思います。
正面には接地プラグ用の穴があり３Pコンセントプラグも使用出来ますが、本品の内部や電源プラグ側にアース用の電極は在りません。接地付電源プラグのアースは感電防止や電源ケーブルの静電シールド以外の目的で安易に接続すると、信号の流れや電子の移動する経路に反し、ループ回路や迷走電流の増加など音質に関する弊害が生じる場合があるため、敢えてこういった方法を取っています。
L相側のはんだ付けは音質の劣化を防ぐため1950年代のTELEFUNKEN製はんだで接合した後に、1940年代のKIRKSON製はんだと天然の松脂を加えて再溶解させる手の込んだ方法によるはんだ付けを行っています。N相側のはんだは音質調整のためTELEFUNKEN製のみです。電極の素材は国内の一般的な物とは合金比が異なるようで、一般的な真鍮電極と比較して黄金色の輝きが美しく、電極だけで一般的な真鍮電極の電気器具と比較試聴してみるとGEの方が音質的にも生き生きとして音楽の表現力も好感が持てます。
コンデンサとバリスタは数百種類の銘柄や容量の中から試聴を重ね選定したものです。
本体ハウジングの素材はポリプロピレンとみられ、金属や他の熱硬化性樹脂と比較して内部損失が大きく制振特性に優れ、本品の最大の特長でもある耳障りな響きが一切付かないにも関わらず明瞭で鮮明な音質にも大きく寄与しています。
本品は効果を得るために極性指定があります。使用する際は壁のコンセントを正面から見て本品の銀色のラベルの文字が正立像で読める側になるように差し込んでください。稀に電気工事で壁コンセントの配線が誤って逆に結線されている事例もあるので念のため極性を変えて試聴してみる事をお勧め致します。延長コードなどと併用する際も極性にご注意願います。（逆に接続すると音質が劣化します）
効果が現れる機器は基本的に本品を通過した機器に限りますが、Xコンデンサの作用により本品を通過していない同系統の電源に対しても僅かながら波及効果もあります。
また複数のノイズフィルター類と併せて使用すると逆効果になる場合があります。なるべく本品だけで使用してみてください。
別途出品しています。ウエスタンエレクトリックの銅素材を鍛造して製作したコンセントブレードとの音質的な相性も抜群です。
バリスタは大容量素子の入手が困難なため、今回より画像のものよりひとまわり小さいサイズになっています。
最近のオーディオ機器で既に十分な性能を満たした電源ノイズフィルターが内蔵されている機器へのご使用は、フィルター効果が過剰気味になり求めていた効果が得られなかったり、或いは本品（特に下段側）は通さない方が良い場合もあります。なるべく電源ノイズフィルターが内蔵される以前の機器での使用を推奨致します。
本体の外形寸法は実測値で約99W×127H×30D（mm）です。（プラグ込みで44D）
プラグの位置は本体上面からプラグのセンターまでが約40mmです。
最大使用電流は６個クチ、一括で合計５A以下です。NC、NRで電気器具の管理が責任もって出来る方にお譲り致します。宜しくお願い致します。
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