丹念に彫りこんで造られた珍しい木製の饅頭根付です。

蓋と本体は色違いの木材が使われ粋なアクセントに、

蓋には山水に鳥居と吉祥の図が見事な彫りであしらわれています。

手のひらに収まる手ごろなサイズで

指輪など小さなアクセサリーやカギなどの小物入れにもなりそうです。

根付は古くはポケットのなかった江戸時代において、

印籠や巾着、煙草入れなどの提げ物(さげもの)を

腰の帯にさげて携帯するために、

元来は紐の先に結わえて

帯に通して使用する

滑り止めを目的として作られましたが、

装飾美術品の域にまで発達した、

アクセサリーといえる

日本独自の小さな細密彫刻です。　

ポケットを持たない和服を着るときは、

根付は欠かせない必需品でした。

目立たないですが淵に僅かな象嵌式埋め木があり、

大切に扱われてきた様子が感じられ、総じて良好です。

古いものですので画像もご確認の上ご検討ください。

★サイズ（約寸）★

直径8.3cm

口径4.7cm

厚み3.8cm（蓋含め）

重量35gほど

日本伝統美術工芸品★

お着物のお共にどうぞ♪