こちらはピノチオキット組 特別品になります。
クハモ51029・クハ68408
この車両を眺めているとモータ音と木の香りを追い求めたあの頃へタイムスリップした感じに囚われます。
旧国ならではの木製の内装と柔らかい電球色、シートは確か青だったか、
駅のホームで対向列車を待つ後ろ姿が特に好みで、テールライトと室内灯に照らされるホームはたまりません。
カエルの鳴き声やひぐらしの演奏が聞こえてきそうな感覚に陥ります。
こちらのモデルは、俗に言う『趣味品のお裾分け』レベルの品です。
まず、コスト全く考えていません。
製作者の創たいものを造る、随所にこだわりと試行錯誤が見られるモデルです。
床下パイピングはムサシノモデルのEF510あたりから有名になりましたが、
此方の車両 平成1桁台の竣工です。
コストや作りやすさを考えると床下機器のプレートをネジ止めしたほうが楽ですが、床板を直接加工しています。
この辺に、妥協なき追求心を感じ取れます。
当時の技術としてヘッドライト内に電球を仕込むという行為は、大きくプロポーションを崩すことに繋がり、
制作者の意図としてはそれが許せなかったのではないかと感じます。
そのため、入手時点では室内インテリアの作り込みがあるもののライト類は非装備だったようです。
時代は変わりまして、小さいLEDチップが出ましたので、当時は叶わなかったヘッドライト内に電球を仕込み完成形にしたものになります。
此方のモデルは床下機器に重きをおいたモデルなので、動力はパワトラとなりますが、必要十分な性能を確保しています。
灯火類についてですが、
3V~ヘッドライト及びテールライトが点灯します。
室内灯は4.5V~点灯します。
車両は5.2Vくらいから動き始めます。
したがって、停車状態での点灯を確保していますので、停止状態でも楽しめる仕様となっています。
(つまり当方が大好きな夜間の停止状態を再現できるようにしています。)
LED及びパワトラ保護のため11Vまでで仕様ください。
14Vかけても大丈夫なことはテスト環境において確認していますが、切れるおそれがあります事、ご承知おきください。
まあ、色々書きましたが、今後このレベルの車両は出ないと思います。
まず、ベースとなる車体の製作メーカーピノチオが解散しており、入手不可です。
次に、このレベルで組は出来ないと思います。
モノが無く手を動かさなければならない時代だからこそ、習得できた技術によって作られています。
特にパイピングに関してはフルスクラッチです。
おそらく製作者は、毎週でも飯田線に通ったのではないかと思います。
各個体の特徴を捉えており、改造されています。
いくら飯田線が人気だからといっても、採算とれるのはクモハユニやクハユニといった人気車両だけではないでしょうか?
この機会を逃せば入手不可な品、お手元に如何でしょうか?
長期間保管の車両になります。
商品状態は「商品状態の目安」を参考にしております。
特製品の場合、メーカー以外が販売目的で手を加えた車両になり、そういう仕様の品なのでその状態を「新品」と置き換えて考えます。
トラブル防止のため、必ず写真で判断願います。
当方の思い込みにより商品説明が間違っている場合も考えられますが、現物優先とさせていただきます。
上記の理由により、JUNK品として出品いたします。
JUNK品の為、返品、交換、クレームはお受けできません。
出品につき、50cm程度をテスト走行させ、動力のチェックを行いました。
製造より年月が経過していますので、動作確認済みの品でも動作保証はありません。