645レデューサーQE 0.72x 標準セット ほぼ新品 タカハシ FSQ106ED, FSQ106EDP用
タカハシ FSQ106ED, FSQ106EDP用の高性能レデューサー QE 0.72x です。
イメージサークルφ60mmを実現した大型レデューサーで、FSQ-106EDPやFSQ-106EDの焦点距離を380mm(F3.6)に短くできます。大口径レンズを使用したため35ミリフルサイズ周辺部の光量は中央光量比85%で、周辺光量に十分な余裕があります。廉価なQE 0.73x に比べ中心部、周辺部ともにシャープで、明るく周辺まで鮮鋭な像での撮影ができるようになります。自分で使用するために新品を購入しました。試しにFSQに装着しただけで、FSQ本体をチリの共同望遠鏡に供出してしまったため、本レデューサーは実際に使用せず防湿庫に保存していました。なので写真で示したように外観、レンズともに新品級にキレイです。図に示した標準セットになります。
(2024年 11月 21日 21時 17分 追加)標準セットではなく、基本セットでした。訂正いたします。
(2024年 11月 24日 6時 43分 追加)FSQ106EDP鏡筒本体が受注残過多で受注停止中のため、このレデューサーもKYOEIでは納期未定(東京店)・入荷待ち(大阪店)となっており入手困難です。この機会にいかがでしょうか。
補足説明
●最高峰のフォト・ビジュアル光学系、FSQ-106ED、FSQ-106EDPの魅力をさらにアップさせる高性能レデューサー。
●645レデューサーQE0.72Xは大口径の4群4枚のレンズを使用し、焦点距離を 380mm f/3.6 と屈折望遠鏡では類を見ないほど明るくしながらも、大きなイメージサークルと豊富な周辺光量、そしてイメージサークル全面に渡る鋭像を実現しています。
●イメージサークルはφ60mmあり、その部分での光量も約70%以上確保しています。また35mmフルサイズカメラの対角にあたるφ44mmの部分では90%以上の光量があり、QE0.73Xと比較すると約50%増の周辺光量で、現在一般に市販されている冷却CMOSカメラやデジタル一眼レフカメラではほぼ周辺減光の気にならないレベルです。
●また、QE0.73X では波長420nm付近の紫の色収差が僅かに発生していましたが、ほぼ完全に補正し、周辺像もφ44mm付近で約2/3のスポットサイズまで改善しています。 さらに従来のグリーンマルチコートと比較して500nm付近での反射率が約1/2以下になるフラットマルチコートをレンズ全面に採用して、ゴーストの低減と可視光全域での透過率の向上を図っています。
●レデュサー本体の取り付けは、FSQ鏡筒内部のG4レンズ後端ネジに直接ねじ込む形で、接眼部にかかる負担を小さくする構造になっています。 また、別売のCCA-250用の大型回転装置がレンズの外側に取り付くシステムになっており、大型CCDカメラでの迅速な構図の決定が出来るようになっています。FSQ-106EDPでは、追加リング不要でそのまま取り付けられます。
●このように超高性能な645レデューサーQE0.72Xの登場により、世界最高峰のフォト・ビジュアル屈折望遠鏡FSQ-106ED、FSQ-106EDPは、530mm f/5 と 380mm f/3.6という二つの焦点距離で、完璧に収差が補正されたラージフォーマット対応のイメージサークルを持つことになり、さらに独創性のある製品になるよう磨きがかかりました。