【詳細】
全初版 仁木悦子 ポプラ文庫 5冊set
猫は知っていた 2010年3月18日初版 ポブラ社発行 新刊案内 愛読者カード完備
林の中の家 仁木兄妹の事件簿 2011年1月16日初版 ポブラ社発行 帯付
私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿 2009年11月16日初版 ポブラ社発行
子どもたちの長い放課後 2011年5月6日初版 ポブラ社発行
刺のある樹 仁木兄妹の事件簿 2012年9月5日初版 ポブラ社発行
私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿
1957年、第3回江戸川乱歩賞を受賞した『猫は知っていた』がベストセラーに。今でも多くのミステリファンや書き手が「私の原点」と語る作家・仁木悦子。「仁木兄妹」シリーズは、著者と同姓同名の主人公とその兄が遭遇した事件に挑む兄妹探偵もの。植物と推理をこよなく愛する「草食系」男子の・雄太郎と事件と聞けば首を突っ込まずにはいられない野次馬気質・悦子の掛け合いや、どこかほのぼのした雰囲気が漂う昭和の情景に心がなごみます。書籍初収録となる短編「みどりの香炉」をはじめ、編者の戸川安宣が厳選した5作品を装いも新たに文庫化しました。
子どもたちの長い放課後
これぞ真骨頂!コージーミステリの旗手が選りすぐった傑作短編がずらり。「わたしをミステリファンにし、実作者にまでしてしまったのは、仁木悦子である。」――若竹七海
少女の一途な感情が思いがけない展開を呼ぶ「うす紫の午後」など、仁木兄妹ものと並んで人気の高い著者の子どもものから、
書籍初収録作「やさしい少女たち」「影は死んでいた」を含む七編を厳選。ユーモラスでありながらほのかにダーク、忘れがたい余韻を残す子どもたちの探偵簿。編集後記・若竹七海
仁木悦子
1928年東京都生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断されて、歩行不能の生活を送る。20代半ばから執筆を始め、57年『猫は知っていた』で第3回江戸川乱歩賞を受賞。81年『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。爽やかな読後感の作風で人気を博し、本格派女流推理作家の先駆けとなる。1986年逝去。
【状態】
経年劣化により多少の焼け、頁角小折れ、カバーにスレは御座いますが、概ね良好です。