Coleman社製の523メディカルツーバーナーです。
1964年製で点火確認済みです。
メディカルツーバーナーなので元々個体数が少なく、中でもナム戦ロットはWWⅡロットに比べ数が少ないので希少です。
基本的にはM-1941GIストーブを2基連結してある物と、お考え下さい。
点火方法は20~30回程度ポンピング(軍用ストーブは基本的にローコンプレッションなのでポンピングし過ぎると上手く点火出来ません)レバー開(下向き)にすると燃料が出て受け皿に溜まりますので着火、プレヒート後、燃調バルブを開け(右回し)て行くと完全燃焼します。寒冷時は数回追いポンピングした方が安定しますが、通常気温では追いポンピングの必要は無いと思います。
基本的に軍用ストーブやランタンは熱が燃料タンクに伝わって内圧をキープする構造になっています。レバーの開閉で多少の火力調整も出来ます。
受け皿に耐火フェルトを入れると少ない燃料でプレヒートが出来るので良いと思います。一応ガソリン可ですが自分が入手してからはホワイトガソリンしか使っていません。
ケース、本体、風防がセットです。ケース下(アルミ)が鍋になります。調理する時は綺麗に洗ってから使用して下さい。実際炊飯した事もあります。ケース上蓋は多分ステンレスなので、調理出来ない事もないと思いますが、熱で歪む可能性があると思います。
バーナー部分のパーツはM-1941GIストーブと互換性があるので比較的入手は容易です。燃料蓋のパッキンが購入時から無かったので少し燃料が滲みます。引火すると良く無いので交換をお勧めします。純正は確か真鍮パッキンだったと思います(現在でも入手可)が、耐油耐熱性ゴムパッキンでも問題無いと思います。
入手したのは10年以上前ですが、特にメンテする事も無く着火しましたので程度は良いと思います。入手後のメンテは年5回程度点火して、たまにニードルクリーナーでシコシコしてましたので状態はキープ出来ていると思いますが、製造から60年経過していますので、その辺りを御理解の上ノンクレームで、よろしくお願いいたします。
ご質問が有ればよろしくお願いいたします。
(2024年 11月 23日 7時 13分 追加)予備のジェネレータ2個と工具が付属していました。画像3に写っていますが、ジェネレータは五徳の裏のアルミケースに入っています、開けて確認しましたが真鍮がそれはど変色していませんでしたので状態は良いと思います。工具は支柱左に付いています。それから、画像4の風防のセッティングが間違っていました、正しくは風防内側にある爪を展開した脚にはめ込み、斜めの金具を脚の上部に乗せるのが正解です。それから、純正の燃料キャップのガスケットは鉛か銅でした。当時の対油ゴムの性能が良くなかったし軍用と言う事で耐久性を考えて金属ガスケットを採用したのでしょうが、現在の耐油ゴムは性能が向上していますので、径が合うゴムガスケットでも問題無いと思います。
(2024年 11月 23日 8時 53分 追加)消火手順はレバーを閉(上向き)にしてから燃料バルブを閉にして下さい。
逆手順でも消火出来ますが、ジェネレータ燃料噴射部分に種火が残りススが出ます。
レバーは熱くなっていますのでペンチ、革手等をご使用下さい。
右側のレバーは若干硬めです。