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ヴェルディの熱血愛国オペラ『レニャーノの戦い』
テオドッシュウのヒロインが圧倒的!
ヴェルディ:
歌劇『レニャーノの戦い』全曲
ディミトラ・テオドッシュウ、
アンドルー・リチャーズ、
レオナルド・ロペス・リナレス、ほか
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場管弦楽団&合唱団
ボリス・ブロット(指揮)
ヴェルディの『レニャーノの戦い』は、1849年1月にローマで初演されたオペラ。1176年にレニャーノで神聖ローマ帝国軍とロンバルディア同盟軍が戦った史実を基に、司令官アリーゴと、その元の恋人で、彼が戦死した思ってロランドと結婚したリーダの遂げられぬ愛を重ねた物語。初演の前年の1848年は全ヨーロッパ的に革命的動乱の年で、当時オーストリアの支配下にあった北イタリアでも反乱運動が頻発、そこで現状を大昔の神聖ローマ帝国との戦いに重ねて民衆を鼓舞する愛国的性格が強い作品です。逆にそれが仇となってイタリア統一後の人気は今一つですが、いつも以上の熱血ヴェルディは、好きな人にはたまらないものです。
ここに収録されているのは、2012年2月、3月にトリエステのジュゼッペ・ヴェルディ劇場で上演された際のライヴ映像。なんといってもリーダのディミトラ・テオドッシュウが美しくも迫力たっぷりの理想的歌唱で圧倒的。こうしたレアなオペラに大プリマ・ドンナが出演してくれるのは嬉しいものです。アリーゴのアンドルー・リチャーズは、米国アリゾナ州フェニックス出身のテノール。2005年にベルリンに拠点を移してからメキメキと頭角を表し、ドイツやフランスの歌劇場で大活躍。『カルメン』のジョゼが当たり役です。ロランドのレオナルド・ロペス・リナレスは、アルゼンチンのブエノスアイレス出身のバリトン。両親とも歌手で子供の頃から舞台に立ち、1997年にバリトンとしてデビュー。南米とイタリアで活躍しており、ことにアレーナ・ディ・ヴェローナには頻繁に出演しています。フェデリーコ・バルバロッサのエンリーコ・ジュゼッペ・イオーリは地元パルマのバス。イタリア人バスの逸材として幅広く活躍しています。ボリス・ブロットは、1944年、カナダのモントリオール生まれの指揮者。『レニャーノの戦い』はトリエステでも指揮しています。
ルッジェーロ・カップッチョの演出は、ルネサンス風の巨大戦場画をいくつも活用、それを取り巻く現代の人々の物語にするという一捻り入った面白い趣向を凝らしています。
『レニャーノの戦い』の映像は、カターニャの上演が「BOGIOVANNI」からDVDで発売されていますが(AB20001)、ブルーレイ・ディスクはこれが初めて。いずれにしてもCDも少ない珍しい作品ですので、日本語字幕付の鮮明映像の発売は嬉しいものです。(キングインターナショナル)
ヴェルディ:
歌劇『レニャーノの戦い』全曲
ディミトラ・テオドッシュウ(S リーダ)
アンドルー・リチャーズ(T アリーゴ)
レオナルド・ロペス・リナレス(Br ロランド)
エンリーコ・ジュゼッペ・イオーリ(Bs フェデリーコ・バルバロッサ)
ジョヴァンニ・グァリアルド(Br マルコヴァルド)
シャロン・ピエルフェデリーチ(Ms イメルダ)
フランチェスコ・ムジーヌ(Bs 第一のミラノ執政官)
フェデリーコ・ベネッティ(Bs 第二のミラノ執政官)
ガブリエーレ・サゴーナ(Bs コモの市長)
アレッサンドロ・デ・アンジェリス(T 軍令)
ニコラ・パスコーリ(T アッリーゴの兵)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場管弦楽団&合唱団
ボリス・ブロット(指揮)
演出:ルッジェーロ・カップッチョ
舞台装置、衣装:カルロ・サーヴィ
照明:ニーノ・ナポレターノ
収録時期:2012年2月23,29日、3月2日
収録場所:トリエステ、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場(ライヴ)
・ボーナス:『レニャーノの戦い』について
収録時間:本編119分、ボーナス10分
画面:カラー、16:9、HD
音声:DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0
字幕:日本語、伊英独仏西中韓
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