『ステイディアム・アーケイディアム』以来、16年ぶりにレッド・ホット・チリ・ペッパーズに復帰するや、『UNLIMITED LOVE』『RETURN OF THE DREAM CANTEEN』と立て続けにアルバムをリリースして話題を呼んだジョン・フルシアンテ。彼曰く「ロックの作曲とレコーディングを1年半ほど続けたため、頭をクリアにする必要があった」とのことで、早くもソロ作がリリースされます。内容はシンセを駆使したライヴ・エレクトロニクス作品となっています。リリース元はTRICKFINGER名義での作品をリリースしていることでも知られるベルリンのAVENUE 66より。 クリス・ワトソン、ピーター・レーバーグ、ベルナルド・パルメジャーニ、クララ・ルイス、池田亮司といったエレクトロ/アヴァンギャルドなアーティストを熱心に聞くとともに、ビートルズ時代にジョン・レノンが自宅で行ったテープやメロトロンの実験などにも影響されたというエレクトロニック・サウンドスケープは、絶妙なヴィンテージ感と彼独特の歌心に溢れた魅力あふれるものに仕上がっています。 CDとLPが同時リリースされ、CDヴァージョンのほうが曲が多く収録されていますが、LPヴァージョンにしか収録されないトラックもあり。また、ジャケットとタイトルも異なります。ファンなら両方ゲットしたいところです。 https://acidtestrecords.bandcamp.com/album/i