これは面白い内容。１９６３年生まれ、米国はニュージャージー州イングルウッド出身の個性的なコンテンポラリージャズ系ドラムス奏者として知られ、あのマハヴィシュヌプロジェクトにも参加した事でも知られるグレッグベンディアン率いる四重奏団、インターゾーン名義による２０００年発となる２作目。本作に於いては本業はドラムスとはいえ、グレッグベンディアンはドラムスは演奏せずにヴィブラフォンのみを演奏し、これに加えてグロッケンシュピーエルと、この人が独自に開発した？と思われるファズギターならぬファズヴィブラフォンなる特殊打音楽器を演奏。もしかして本業はドラムスでは無くてヴィブラフォンなのか？なんて勘繰りたくなるほどのテクニシャンぶりを発揮した素晴らしい演奏を披露。編成はほかに個性派ギタリストとして知られるネルスクライン（ギター、スライドギター）、アレックスクライン（ドラムス）、シャドウファクスのＧＥスティンソンのジャズロックバンドへの参加が知られるスチュワートリービッグ（エレクトリックベース）による布陣。内容はまるで新種のＺＥＵＨＬ系か？なんて思わせるほど不穏な調性感を主軸にした暗くて重い雰囲気のジャズロック方向で、この特徴だけで紐解いていくなら米国のコンテンポラリージャズフィールドのバンドにはとても聴こえず、どちらかというとマグマをルーツとする現代のＺＥＵＨＬ系フレンチジャズロックの一群に混じっていてもおかしくないというか、例えばＡＢＵＳ ＤＡＮＧＥＲＥＵＸにも近似値があって、この点に於いても驚くべき存在。とはいえコンテンポラリージャズ的なセンスがもう一つの基軸ともなっていて、演奏は展開部ではモードジャズ的なアドリブをヴィブラフォンを中心に展開しながらジャズロック的なヘヴィネスの中へ浸潤させていくなど非常に個性的なセンス。楽曲の構成も意外なほどのプログレ作法を感じさせ、レコメン系を含めたアヴァンギャルドなプログレッシブロック内ジャズロック的側面を持つなど、今までプログレフィールドでこのバンドが知られてこなかったというのが信じられないほど。必聴！！！ GREGG BENDIANS INTERZONE-myriad(atavistic)

※プラケース表面上部に割れが少しあります。

コンディション：★盤は中古盤として並品（軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し）、ジャケットは中古盤として並品（目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり）、プラケースは中古盤として並品（スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります）★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★

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