真空管= 初段東芝12AT7 SRPP, カソードフォロワードライブ段RCA1626(VT137、可変固定バイアス), 出力段WE715A、3結使用(入手時WEの大きな細い文字が微かに見えましたが拭いているうち消えてしまいました)。
電源トランス= ラックス9F220
出力トランス= LIST CS200 10K
チョークコイル=. タムラ A395, 他,20H30mA
スイッチング電源=. コーセルPBA75F-24N x2(形名同じなのですが、1個外部電源入力によりONするタイプ)
シャーシー ステンレス加工品、花台の上部をくり抜いてシャーシーを落とし込んでいます、花台とシャーシー止めていません部品取り付けのためシャーシー側面に穴あけ等加工のためです、ひっくり返すと花台すぽっと抜けます。
整流ダイオード= SICショットバリアダイオード(高圧側)、他、
フィルターコンデンサ= オイルコンデンサー、フィルムコンデンサー(+B高圧部)、 他、
以外、画像にて判断願います。 このアンプは私が製作したアンプの中でスタイル的に一番気に入っているものです。
真空管アンプは半導体アンプと違いかなりの発熱があります、私が入手したものにラックスSQ38FD、サンスイSAX-600(チューナーアンプ)がありましたが、共にケース、カバー付きのこともありその放熱の悪さから、トランス類フィルターコンデンサ等さわれないほど熱くなる、これでは不具合故障多くなるのは当たり前でしょう、SQ38FDは音が良くなかったこともあり、すぐに解体、SAX-600は半年で6RA8 2球昇天しました、この様な機種はシャーシー内部までかなり熱くなります、この様な経験から本機では発熱を考慮し放熱ファンを装着することにしました、715なる球はフィラメント電圧26V2.1Aで54.6W消費します、2球でフィラメントだけで約110Wの消費です、この発熱により球の周りかなり熱くなります、フィラメント電圧はスイッチングレギュレーターより取っていますがそれでも電源トランスも発熱します。
これは今年の夏場の熱事情ではありますが、冬場ではあまり気にならないかもしれません、それでも熱を持つのは良くありませんので、スイッチングレギュレーターと電源トランスの上にファンを装着しています。ファンは簡単に外せます、
本機のサイズは W48.5cm D30cm H33cm(ファン付 ) 重量は Kgです・
さて本機の音ですが、何も足さない、何も引かないというコマーシャルがありましたがそんなことを感じさせます、余計な付帯音がなく原音のみの信号波形を再生する感じです、とても気持ちよくいつまでも聞いていられる音です、大型管らしく力強い音でもあります。この715なる球は他の球(送信管、他)に比べ音に独特の個性がある様思います、分厚そうなガラスに頑丈に見える内部構造、落としても壊れない様な球です、指で弾いてもコンコンとあまり響きません、300Bとは相対的な響きです。
本機は音が出るまで50秒以上かかります、(715が起きるまで時間がかかります、ゆっくりスタート?)ゆえか本機のカソフォロ固定バイアス安定しています。
お気に召しましたらどうぞ音の仲間にお加えください。。