購入時のプラスティックケースから画像の不織布ケースに取り替えました。
そのため、コンパクトに発送が可能です。
DVDはきれいで、汚れや傷などはありませんが、
購入後、数年間保管しておりましたので、その点あらかじめご理解ください。
ノークレームノーリターンでお願いします。
商品に関しまして、ご不明な点がありましたら、入札前にお問い合わせください。
-------------
昭和30年代の日本・家族の生活 都会の子どもたち編
共同企画製作:株式会社 記録映画社、桜映画社、株式会社日本映画新社
発売元:株式会社桜新社 03-3478-6110 http://www.sakuraeiga.com
販売:株式会社紀伊國屋書店
142分
6000円
あなたの青春時代、子ども時代がここにある!
都会の子どもたち
「おやつ」
昭和30年 20分 桜映画社
東京の下町。貧しいながらも自由だった子どもたち。駄菓子屋、紙芝居屋に群がる当時の子どもたちの夢や生活が生き生きと描かれている。
昭和30年のニュース映画から「明るい3つの門出」(地方からの集団就職)
付録:東京都江東区深川の現在
監督 西岡豊
撮影 牛山邦一
「お姉さんといっしょ」
昭和31年 50分 桜映画社
トニー谷をはじめ、芸達者が役者陣に交じり、5歳タッチャン大活躍。普遍的な家族愛が評価され、ベネチア国際映画祭でグランプリ受賞。
昭和31年のニュース映画から「住宅」(団地生活のスタート)
付録:東京都新宿区中井の現在
監督 青山通春
撮影 木塚誠一
「赤ちゃんの意見」
昭和36年 12分 日本映画新社
1歳になられた浩宮さまがひとり立ちする貴重な映像をはじめ、貸しオムツや団地内の私設託児所など当時の出産から育児にまつわる話題を紹介。
昭和36年のニュース映画から「ワクチンが欲しい」(小児マヒが全国大流行)
付録:東京郊外の産院の現在
「遊び場のない子どもたち」
昭和39年 37分 桜映画社
遊び場を奪われた都会の子どもたち。それでも、様々な工夫をしてエネルギッシュに遊ぶ!
今はなき東京球場に侵入したり・・・。解説は牟田悌三。
昭和39年のニュース映画から「五輪の新動脈」(高速道路・新幹線、東京オリンピック準備最後の追い込み)
付録:東京都荒川区西日暮里の現在
監督・撮影 菊地周
子どものいる風景、子どものいない風景
このディスクに収められた4つの作品には、実に多くの子どもたちが記録されている。
それも「うじゃうじゃ」といて、「すばしっこく」動き回っている。
画面の右側へ向かって走り去った子どもが、気が付いたら左側の仲間と遊んでいる、といった具合である。
子どものいる風景は、公園も、路地裏も、駅前も、どれも生き生きとしている。
子どもの動きに合わせて撮影された映像には、無軌道というよりは、自由と言いたくなるような解放感がある。
風景の中には子どもたちだけでなく、大人たちもいた。
大人たちは、子どもたちが引き起こす様々な出来事に手を焼きながらも、やさしく、厳しく接している。
自分の子であれ、他人の子であれ、分け隔てなく、地域全体で見守っている。
子どもたちを媒介にして、地域が活力を得ているように見える。
4つの作品のロケ現場を訪ねた夏の日、公園も、路地裏も、駅前にも、子どもたちを見ることができなかった。
たまたま、だったかもしれない。
子どものいない風景は、さみしげだった。
公園のすべり台を撮影している時、どこかから子どもの甲高い笑い声が聞こえた。
風に乗って聞こえてきたのか。
声だけが公園で遊んでいる。
演出 井上実