
未使用の大鉋です。
石堂輝秀作 如意
木箱入りで台と裏刃はありません。
刻印から察するに近所の台入れ職人さんが別の近所の大工さんに贈答されたものと思われます。
贈答した理由は不明です。刻印は読み取りづらいですが昭和50年と読めますので今から50年ほど前のもののようです。
しばらく父の店頭に飾ってありましたが売ってほしいと何度も言われるのが嫌で仕舞い込んだものが5年ほど前に出てきました。
父は20年前に亡くなりましたので正確な経緯は確認できませんが
飾ってある当時大工さんの焦げ付いた売り掛けを回収する際に
「金がないからこれを売ったら10万円で売れるからこれで勘弁してくれ。」
とのことで譲り受けたらしいです。
父亡き後、手元に置いても意味がないので一度出品したところ質問で
「これは本物ですか?」
と言われ、確認のため出品を取りやめ削ろう会会場で色々な方に話をすると
特に欲しいと手を上げる方もいなく、その代わり東京の土田刃物さんを紹介していただいたので
画像を送って判断していただいた回答が
「まず本物だと思います。作者は三代目の石堂輝秀さんと思われます。」
とのこと。これをどうしたらいいでしょうか?と伺うと
「金物博物館や竹中道具館に行ってもタダなら飾らせてくれる程度なので家宝にしてください。」
と言われましたが家宝にするような興味はないので換金希望です。
父の話では10万円弱の借金の代わりなのでそれに45年分の金利が付くくらいの金額が希望なので
そのつもりでお願いします。