ご覧いただきありがとうございます
今回ご紹介するのは、イタリアの老舗模型メーカー「イタレリ(Italeri)」製、1/35スケールのプラスチックモデルキット、
M47 パットン戦車(No.265)です。
商品名
イタレリ 1/35 M47 パットン戦車(No.265) 未開封シュリンク付き
商品説明
状態について
本品は工場出荷時のシュリンク包装がそのまま残っている未開封品です。
そのため、内部のパーツ構成やデカールの詳細は未確認です。
内容物の不足・破損などの初期状態については保証できませんので、あらかじめご了承ください。
※これまで同様の状態での出品では、すべて良好な評価をいただいております。
歴史解説:M47パットン戦車とは?
M47パットンは、第二次世界大戦後にアメリカが開発した「パットン・シリーズ」第2世代の戦車で、1951年に採用されました。冷戦初期の西側陣営の主力戦車として、多くの同盟国に供与され、西ドイツ、イタリア、トルコ、韓国などの国々で長く運用されました。
T-55やT-34といったソ連戦車とのバランスを意識し、M26・M46の後継として登場したこの戦車は、90mm砲を搭載し、信頼性と整備性でも高い評価を受けました。
※外箱には「DECALS FOR U.S.A., GERMANY, ITALY INCLUDED」と記載されており、多国籍マーキングに対応していることが示唆されていますが、内部未確認のため詳細不明です。
このキットならではのエピソード(歴史的・模型的観点)
本キットは、イタレリが冷戦期の戦車を精力的に模型化していた時期の代表作です。特にこの「No.265」は、イタレリがWWII一辺倒だった時代から**“現代戦車路線”へ踏み出した象徴的な1作**であり、今日に至るまで再販が続くロングセラーとなっています。
注目すべきは、“戦争で活躍しなかった平和な主力戦車”としてのM47の存在感。アメリカでは早期退役しましたが、NATO諸国では都市演習や国境配備の象徴として広く採用されました。
また、このキットには**西ドイツ連邦軍仕様のデカール(鉄十字マーク)**も含まれており、「ティーガー戦車ではない“鉄十字の戦車”」という、模型としての意外性も魅力の一つです。
箱絵の署名「Paul McG. ’91」は、当時のイタレリ戦車シリーズを象徴するグラフィックで、90年代模型黄金期の“空気”を今に伝えています。
発送方法
ひとこと
当時、定価2400円で購入したまま大切に保管していたキットです。
箱に残る価格シールが、模型趣味の記憶を静かに語ってくれるようで、どこか懐かしさすら感じさせてくれます(笑)。
シュリンク未開封品のため内容確認はできませんが、保存状態は極めて良好です。
イタレリ製キット独特の味わいと冷戦戦車の魅力を、ぜひこの機会にお楽しみください。