【1】概要
・西独DUAL社の1960-70年代のスピーカーシステムに使用されていた大型フルレンジユニットを天然木パイン集成材による後面部分開放型エンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
・DUAL社は1960-70年代に多くのオーディオ製品を製造販売していました。
・出品のユニットはDUAL CL11などに使用されていた傑作フルレンジユニットです。
・口径は13×26cmで、縦に長い大型です。
・小さなエンクロージャーでも良い音ですが、今回は本格的なエンクロージャーに収め低音が充実したワイドレンジを実現しました。
・このシステムは非常に能率が良く小出力の真空管アンプでも部屋中に爽快な音を充満させることが出来る点です。
・音を聴いた第一印象は主観ですが現代に通ずる透明感が高いワイドレンジです。
・音楽ソースは1940-80年代のJAZZやクラシックはもちろんそれ以降の新しめの音楽にもフィットします。
・よくできたシングルコーン大口径フルレンジの音は最強でることを改めて確認させられました。
【2】ユニット
・フルレンジ型式:DUAL Type 204 323
・インピーダンス:4オーム
・口径:130mm×260mm口径
・コーン:超軽量、フィックドエッジ
・状態:片側のコーンに筋が有りますが音には影響しない範囲です。そのほかは良好。
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・後面からも音が出ますのでスケールの大きい臨場感あふれる音が出てきます。
・サイズ:幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行22.5cm
・材質:天地側面は25mm厚の天然木パイン集成材、バッフル、裏板はMDFで、振動モードを変え不要な振動を抑えています。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのメディアムウォールナットオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・1950~80年代のアコースティック系のクラシックやJAZZが気持ちよく生き生きと鳴ります。
・見た目よりワイドレンジで、JAZZのウッドベースが強力にうなり、シンバルは目の覚めるような音で再生しています。
・クラシックの大編成オーケストラも広大なステージを良く再現していると思います。
・よくできたシングルコーン大口径フルレンジの音は最強ですね。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・ブログ
http://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_347256.html