白亜紀時代の恐竜の可能性が高い羽毛を内包したミャンマー産琥珀
ビルマイト(Burmite) 15/10 mm
最大サイズは15mmと羽毛入り琥珀としては、普通からやや大きいサイズとなりますが、
この標本は、あまり見かけることがない羽毛の形状をしています。
肉眼でも羽毛を確認できますが、ルーペで見るとより鮮明に羽毛が確認できます。
羽毛も原羽毛、綿毛、羽軸をもつ羽毛、風切羽と進化によりさまざまな形態がありますが、これは綿毛の後、芯のしっかりした太い羽軸をもつ前段階の羽毛と考えられます。このため鳥よりは、小型恐竜の羽毛であると考えられます。
さまざまな種類の羽毛入り琥珀をコレクションされている方には、極めて貴重な標本だと思います。
バーマイト(ビルマイト)は、ミャンマーの内戦のため徐々に産出量が減っていくことが予想され、希少価値が出てくることが予想されます。
経験上化石の産出量とそれに伴う供給量はどこかでピークに達し、その後減少します。減少した後は、以前よりも高値で取引されます。実際過去にヤフオクである程度出品されていた恐竜の骨の化石やゾルンフォーフェンのカブトガニの化石は、ここ5年くらい滅多に見かけることがなくなりました。
この羽毛入り琥珀の価値は、かなり多くの小羽枝が含まれていることと、不純物が極めて少ないことです。
羽毛入り琥珀は、それだけでも希少で過去10年間のヤフオクでもそれほど出品は多くありません。
過去のヤフオクの羽毛入り琥珀の中でも、最安値の部類に入ります。また、通常ショップやインターネットショップ、ミネラルショーで購入するとこの質のものですと、3万円以上はするかと思います。
以前ミネラルショーでは、肉眼で確認が難しいような琥珀が8万円で売られていました。また、インターネットのショップでは、小羽枝が1枚が含まれる琥珀が10万円以上で実際に購入されていました。