昭和62年(1987)に、信玄菩提寺の山梨県・恵林寺
購入した監修・清雲俊元の郷土出版『人間 武田信玄』で
ある。この年4月に、同寺の脇に展示史料館『信玄館』が
オープンし、その見学帰りに購入したものだ。限定出版な
ので、今や入手困難かも知れぬ!
【本書のコンテンツ】
●「名門・甲斐源氏発祥」
●「武田信虎の甲斐統一」
●「太郎晴信、要害山城に誕生」
●「父・信虎を国外追放」
●「川中島合戦で信濃を支配」
●「民政家としての信玄」
●「織田・徳川軍を撃破し、上洛作戦を開始」
●「信玄の死」
●「勝頼、三河長篠で敗北」
●「新府城新築と武田家滅亡」
●「無敵の甲州軍団と優秀なブレーンたち」
●「武田騎馬隊と武田二十四将」
●「武田三代ゆかりの古寺再発見」
●「甲府五山」
●「戦勝・安産祈願に信玄の素顔」
●「武田信玄ア・ラ・カ・ル・ト」
●「戦国、武田の女たち」(大井夫人・三条夫人・諏訪御料人・油川夫人
・黄梅院殿・見性院殿・真理姫・菊姫・松姫)
●「鬼気せまる隠し金山」(黒川金山・甲州金、他)
●「戦国証言 風林火山」
●「武田信玄の野戦病院、信玄の隠し湯」(西山温泉・川浦温泉・下部
温泉・積翆寺温泉・湯村温泉、他)
●「上洛を託した武将」
●「武田信玄略年譜」
●「武田一族ガイドマップ」
●「甲州源氏および武田氏系図」
【監修者略歴】
監修の清雲俊元は,かつて山梨県郷土研究会理事長を長
らく務めた方で、『山梨県史』編纂や県立博物館設立の大
功労者で、地元では知る人ぞの存在であった。山梨県甲州
市塩山在住し、聯絡すると気さくお会いしてくれる御仁で
あっていた。
【武田信玄略伝】
御存じ信玄は法名。正名は晴信。戦国時代の武将(1521
~1573)で、父・信虎を追放し甲斐の国守となり、信濃一
円を制し、上杉謙信と五度に及ぶ川中島の合戦はあまりに
有名だ。のちに、信濃・駿河と上野・飛・美濃・三河・
遠江の一部を領有する戦国大代々名となる。
今川を滅ぼし京を目指して進撃、三方ヶ原で徳川家康を
完膚無きまで破ったが、その後、陣中で病没した。「信玄
家法(甲州法度)」の制定、信玄堤の名で知られる治水事
業、棒道(軍用道路)など領国経営にも尽力、政治家とし
ても卓越した腕の持ち主であった。
【本の状態と発送について】
本の状態は、わずかな遜色はあるものの、全体的には
35年以上前のものとは思えな「上」レベル。ネコポスか、
ゆうパケットの送料は落札者負担に変更します。