『館蔵国宝墨跡・董其昌書浚路馬湖記』は「館蔵国宝墨跡」シリーズの叢書の一つであり館蔵の底本を精選して初の4色精刷のために専門家の釈文を招いた。
董其昌この巻『浚路馬湖記』紙本行書、烏糸欄界格は、元は大収集家の安儀周が所蔵してその「安儀周家秘蔵」印がある。
後に康熙朝の大収集家王鴻緒が得たもので「王鴻緒印」、「賜金園主人」、「厳斎秘玩」の3印がある。
乾隆朝大鑑定家の張若柔の手に転々として「錬雪鑑定」、「蘭雪堂秘蔵印」の二印があり最終的に乾隆朝に清内府に所蔵された。
乾隆皇帝はこの巻を非常に大切にしており連鈴七印はそれぞれ「乾隆御覧の宝」、「乾隆鑑賞」、「三希堂精鑑璽」、「宜子孫」、「楽寿堂図書記」、
「養心殿鑑蔵宝」、「石渠宝笈」である。
後嘉慶皇帝はまた「嘉慶御覧の宝」と述べた。
巻末にはまた宣統皇帝が「宣統鑑賞」、「無逸斎精鑑璽」の二印を持っている。
合計するとこの巻には清宮内府の所蔵印が10枚あり緒があり貴重であることがわかる。
この巻金署:董其昌撰並書。魏応嘉篆額。徐標建。沈の跋文がある。
董氏の晩年の作品として李北海の筆意で書かれた。
筆画は円勢秀逸で平板で古風だ。
配置はまばらで均整がとれており力は古法を追う。
ある方の家はこの作品の筆致は李北海に非常に似ておりそして自分の意味と相まって変化し朴茂蒼拙に秀でて自然にこぼれ落ちていると呼んでいる。
この巻は縦二十九時三センチ、横六百七時五センチで現在故宮博物院に所蔵されている。
製造元 : 上海辞書出版社
編著者:何海林
ISBN:9787532633616
シリーズ:館蔵国宝墨跡
出版日:2011年5月1日
言語:中国語(繁体字)
ページ:36
商品サイズ:A4 29.0 x 20.4 x 0.5cm
商品重量:190g
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