御存知!Whitesnake実質デビュー作 1stフルレンス大傑作「Trouble」 リマスター紙ジャケット仕様限定盤(デビューEP「Snakebite」四曲収録) 未開封新品でございます。
2006年度リマスター仕様となります。古いリマスターではございますが、アナログ感が伴う良心的な音質となっております。
ラインアップは名手揃い、David Coverdale(Vo、ex-Deep Purple)、Micky Moody(G、Vo ex-Snafu、Juicy Lucy)、Bernie Marsden(G、Vo ex-U.F.O.、BabeRuth、Paice,Ashton&Lord、後にAlaska)、
御存知!Neil Murray(B、ex-Hanson、National Health、Gilgamesh、ColosseumⅡ、後にGary Moore、VowWow、Black Sabbath、ミュージカル”Queen”の箱バン、MSG等)、
Dave Dowle(Ds、Per ex-Brian Auger's Oblivion Express、Streetwalkers)、御存知!Jon Lord(Key、ex-Deep Purple、Paice,Ashton&Lord)となります。
”Snakebite”ではPete Solley(ex-Snafu、後にプロデューサーに転向しMoterhead等を手掛ける)が担当しております。
”Snakebite”に参加の前任Pete Solleyで”Trouble”自体の作品収録が済んでいた所に急遽Jon Lordの加入が決まり、キーボードを録り直したという経緯がございます。
プロデューサーはDeep Purple時代のMartin Birchが担当。リマスターにより独特の音造りが分かり易くなった感がございます。
Deep Purple時代ではかのRitchie Blackmoreがソウルミュージック、ファンク、(本物の)R&B等のブラック・ミュージック嫌い、そして同じ音楽嗜好を持ちながらも同じヴォーカリストとしてのGlenn Hughesとの棲み分けに悩んだDavid Coverdale。
かのTommy Bolin(ex-Zephyr、Energy、James Gang)加入後もスタープレーヤー揃いのバンドの中で各演奏者としてのエゴに悩まされた事もあり、
ソロ時代からのパートナーMicky Moodyを含めバンドアンサンブル重視のミュージシャンのラインナップ編成とした感がございます。
Deep Purpleに比べ、非常にベーシックな感のある音楽性のロックバンドで敢えてHR/HMと強く捉えない事がこの時代の理解のミソでございます。
ロックバンドではございますが、ソウルミュージック、(本物の)R&B、ファンク等のブラック・ミュージックを基礎に据えた感があり、多分に漏れずブリティッシュ・ロック特有のルーツ音楽解釈が伴う事もミソ。
意外とアメリカ指向な音楽性の感がございます。
バンド・コーラス隊を上手く生かした(案外)大陸的な大らかなスケール感をも持ち合わせ、David Coverdaleのソウルミュージック、R&B系影響下のヴォーカルだけでなく、
(かのWishbone Ashを参考にしたかと思われる)Micky Moody/Bernie Marsdenの巧みなツインリード・ギターを軸に据えるという”ソロ”ではないあくまで”バンド”という個性を構築致しております。
また、この時代はNeil Murray/Dave Dowleというブリティッシュ・クロスオーヴァー系の(ある種ハイテク系)リズム隊を有する事もあり、その音楽性をも加味した独特の音楽性が聴かれます。
楽曲は幅広く粒揃い。
Deep Purple系統のHR系楽曲やThe Rolling Stones的なベーシックなロックだけでなくブリティッシュ・クロスオーヴァー系、バンドコーラス隊を生かしたソウルミュージック加味、
また(かのテクノのYMOも取り上げた)Beatlesの秀逸なアレンジを伴うカバー曲やツインリード・ギターを生かしたインスト曲等々の興味深い楽曲が揃うものとなっております。
(セカンドヴォーカルを務めるBernie Marsdenを主に据えた楽曲も..............)
正直、ソロ作~極初期WhitesnakeにかけてはDavid Coverdaleのヴォーカリストとしても含めた”ミュージシャンDavid Coverdaleとしての本音”の感がございます。
バンド形式やパートナーシップ的な創作を好むDavid Coverdaleが、Deep Purpleで(実現をも含め)出来なかった音楽性をチーム重視の名手揃いの初期Whitesnakeで体現した感がございます。
次作後は母国英国での成功を収め(多分に漏れず)音楽性を絞っていく事となりますので、(Dave Dowle最後の参加作)次作”Lovehunter”と共に貴重な音楽性の感がございます....................................................................
なおJon Lordはツインギターのバンドに在籍するは初めてらしく、「二本のギターの間に自分の音楽的な居場所を探す事は大変だった......」との事。但し、これはどのKey奏者も悩む問題の模様でございます......................................
ボーナストラックの”Snakebite”でございますが、かのソロ作”Northwinds”の好評もあり、既にWhitesnake結成と動いていた為にツアーに向けて急遽制作の感がございます。
音質もラフ気味ではございますが楽曲は非常に練られた感がございます。初期Whitesnakeという音楽性の魅力は充分に伝わるものでございます。またPete Solleyの演奏の有り方が興味深いものでございます。
古い作品二作ではございますが、現在でもセットに組み込まれる楽曲も含まれており、「過去から学ぼうとは思うが、過去に生きたいとは思わない」David Coverdaleであれど忘れえぬ楽曲が満載でございます......................................
昔、Whitesnakeの解散ツアーを観に行った名手Neil Murray曰くは「ステージでは昔の楽曲をバンドが演奏していたが、自分はそこにいない。奇妙な気分だった........」との事ではございましたが.................................
現在ではこの紙ジャケット仕様限定盤は入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。