■商品について
オリベッティのデザイナー マリオ・ベリーニが1972年に発表した電卓です。
ディスプレイが無く、入力と計算結果はプリンターで逐次印字されます。
芸術的な形は美しく、ニューヨーク現代美術館MoMAにも所蔵されています。
ただしあちらにあるのは動かない展示品(たぶん…)
コチラはバリバリの実働品です!
かれこれ3代目の出品で、いい加減手に入らないと思っていたのですが、
eBayでなぜか良さげなのを見つけました。
博物館所蔵クラスの電卓を日常使いする贅沢をぜひ体験してみてください。
■状態について
・本体はきれいですが、ボタン部のゴム素材?は若干退色しています。
破れなどはありません。
・バッテリーは新品の1200mAニッカド電池に交換済です。
・印字機構は清掃、注油、調整済でスムーズに稼働します。
紙も古いのでたまに印字掠れは発生しますが、視認性は十分です。
・電源スイッチはメンテ済でスムーズに操作可能です。
・内部電解コンデンサは新品に交換済です。
・充電アダプタ(左側のユニット)も正常に稼働します。
(充電は8時間行い、完了後は取り外してください)
・記録紙は「放電記録紙」で、今は生産されていませんがeBay等ではまだギリギリ手に入ります。
私が入手した新品2本と使いかけ1本、
さらに動作確認用に、別製品用の物の幅をカットしたロールを1本お付けしますので気兼ねなく利用可能です。
(カットして作ったものは、側面がちょっとボサボサします)
■返品につきまして
全品検査しておりますが、初期不良によるご返品はご到着から1カ月以内のご連絡とさせていただき、
大変申し訳ありませんが返品時の送料は落札者様にてご負担願います。
この場合に限りまして、落札金額(システム利用料含む)を全額返金いたします。
また、故障以外の理由(お母さんに怒られた、妻にガラクタ買うなと言われた等)での返品はお受けできません。
(システム使用料で破産してしまいます・・・)
■おまけ
・
MoMAのコレクション紹介ページより(DeepLによる機械翻訳)
電卓「Divisumma 18」が発売されたとき、思わず触ってみたくなった。
1963年、ベリーニが工業デザインのチーフコンサルタントとして入社したオリベッティ社の製品で、非常に人気があった。それまでの電卓は、重厚なキャビネットのようなものが多かったが、ディバイスマ18は小型で持ち運びに便利である。
乳首のようなボタンが付いたキーボードは、ベリーニらしいラバースキンに包まれており、このデザインでは遊び心のある黄色が採用されている。
1960年代、ベリーニは20世紀デザイン史の転換期である、機械式からマイクロエレクトロニクス技術への移行期にキャリアをスタートさせた。
急速に変化する技術や小型化に対応するため、新しいプロダクトをデザインしなければならなかった。
ベッリーニは、プラスチックなどの新素材の表現力を生かし、触感を重視することで、発展するエレクトロニクス産業の必要性を現代の視覚文化に結びつけることができたのである。
ベッリーニは、工業製品の中に微妙に擬人化されたものを取り入れることで、感情的な反応を刺激し、好ましいものにした。例えば、プラスチック、革、ゴムなどは、人間の皮膚のような官能的な特性を備えているかもしれない。
(2024年 2月 26日 12時 36分 追加)■追記です
こちらの充電器は欧州向けのため、日本で使うには昇圧トランスが必要です。
Amazonで2千円で買えます。
よろしくお願いいたします。