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【詳細】
異形コレクション井上雅彦監修 アジアン怪綺 アジアンゴシック
2003年12月20日初版 光文社発行
これから、旅に出てみましょう。われらに相応しい、夜の旅。
なあに、ほんの近場です。旅支度など、何も要りません。
船券も、旅行鞄も、貴方の身体さえも…。旅のお供は、本書だけ。
肉体を遠く離れ、羽ばたく魂の比翼の下に、視えてくるでしょう。
廃都の市場。神仙の断崖。絶海の迷宮。砂漠の幻影楼。それは、世にも怪綺な亜細亜の物語。
高貴なる混沌の世界に遊んでください。夜の旅を終え、肉体に還るその時まで。(編集序文より)
収録作品
双つ蝶(篠田真由美)/沈蔵(中内かなみ)/ココヤシ(林巧)/布袋戯(南条竹則)/ギーワン(町井登志夫)/ずい(朝松健)/取り憑かれて(早見裕司)/夢禍(立原透耶)/アヴァターラ(江坂遊)/うす明かりの道(五代ゆう)/銀の間接(安土萌)/常羊の山(藤水名子)/トンネル(草上仁)/月光の玉(竹河聖)/素晴らしきこの世界(奥田哲也)/爛れ(友成純一)/空忘の鉢(高野史緒)/雨(浅暮三文)/金蓮靴(速瀬れい)/鳥の女(石神茉莉)/翩譚集 あるいは、或る都の物語(井上雅彦)/ふたりの李香蘭(田中文雄)
井上 雅彦
東京生れ。学生時代から文学賞の懸賞金稼ぎを続け、1983年「よけいなものが」の星新一ショートショートコンテスト優秀作受賞をきっかけにデビュー。幾つもの受賞作を収録した短編集『異形博覧会』で注目される。
短篇小説の復権を目指して自ら企画したオリジナル・アンソロジー異形コレクションの監修で、1998年に第19回・日本SF大賞特別賞を受賞。アンソロジストとしても活躍し、海外の異色短篇作家作品の再評価にも努めている。
異形コレクション
作家井上雅彦が監修するホラーアンソロジーのシリーズである。 常に完全書き下ろしで、国内外の作家から、30巻「蒐集家」から36巻「進化論」までは一般読者からの投稿作品も掲載されている。 文庫サイズで、1巻から15巻までは廣済堂から、16巻からは光文社より刊行されている。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。