名手Rod Stewart/Ron Wood在籍 第一期Jeff Beck Group大傑作2nd「Cosa Nostra Beck-Ola」リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品。

名手Rod Stewart/Ron Wood在籍 第一期Jeff Beck Group大傑作2nd「Cosa Nostra Beck-Ola」リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品。 收藏

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御存知!名手Rod Stewart/Ron Wood在籍 第一期Jeff Beck Group 大傑作2nd「Cosa Nostra Beck-Ola」 リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。


Abbey Road MasteringのPeter Mewによる2004年度リマスターとなります(ボーナストラックではミキシングも担当)

特有の角張った感のある音像で若干リミックス感があり現代感がございますが、案外良心的な音質となっております。



内容は言わずもがな。


ラインナップはメンバー交代後の名手揃い。


御存知!Jeff Beck(G)、御存知!Rod Stewart(Vo、後にThe Faces)、これまた御存知!Ron Wood(B、後にThe Faces、The Rolling Stones)、

前作ゲスト参加の名手故Nicky Hopkins(Key、後にThe Who、The Rolling Stonesサポート)、新加入のTom Newman(Ds、後にMay Britz、Three Man Army、T-Rex、David Bowieセッション他)となります。



またボーナストラック曲の一曲(ツアーの合間での録音の模様)前任のMick Waller(Ds)が参加しております。




ポピュラー路線を強いたがるThe Yardbirdsのマネージャー・ミッキー・モスト主導によるシングル”Hi Ho Silver Lining”の大ヒットで本音の第一期Jeff Beck Groupの活動が疎外され、

制作とリリースのタイミングが遅れた感のある前作”Truth”。


ツアーの合間に録音・制作を敢行し完成に漕ぎ着けたものの、リリース後四ヶ月でメンバー交代を敢行。



良いドラマーであったものの、”衝撃”を求めていたJeff Beckには不満であったMick Wallerを解雇、目を付けていたTom Newmanをスカウト。

そして前作のゲストで作曲面にも長けたNicky Hopkinsを加入させ、新体制を確立。



Rod StewartがTom Newmanの演奏の喧しさに辟易していたものの、アメリカ・ツアーを敢行。


そのツアー中にNicky Hopkinsを中心として大まかな作曲を行い、またツアー中に好評だったElvis Presleyカバー曲を加える事を決め、ロンドンに戻り本格的な新作制作に乗り出します。



Jimmy Pageは自分のアイデアを盗用した」とJeff Beckが怒り、対抗心を燃やした当時のLed Zeppelin登場もあり、

Jeff Beck自身が求めたBlues/Rock路線でありながらも”衝撃”の強い音楽性を生かすのはライヴ感であると認識した模様で、たった六日間(実質四日間?)での制作という非常に短期間なものとなっております。




Blues/Rock路線を指向するものの”衝撃”を重視。

またTom Newmanという強烈なドラマーを獲得した事もあり、音楽性を実現出来ると踏んだ模様でございます。


苦手な作曲もNicky Hopkins主導で進めオリジナリティーを確立。

音楽性は見事なものであったものの、アレンジ主導でカバー曲や提供曲等に頼るという前作の弱点を克服した感がございます。




時代がロック創成期時代後期で細分化が進んだ時代の録音でございます。



Blues/Rockとは言えど衝撃重視。


初期Fleetwood Macや初期The Aynsley Dunbar Retaliationの様なブルースの良質な模倣的なものからの発展ではなく、当時の次世代ロックを見据えた感のあるものでございます。


Jeff Beck曰くの「へヴィなサウンド」を見事に体現した音楽性となっております。

(某バンドからの引用が中々興味深いものでございますが........................)



但し、前作にもあったJeff Beck特有の音楽性がばらけた感のある楽曲もあり、七十年代以降の音楽性にも通じる非常に興味深いものとなっております。




Jeff Beck自体が”対”となる個性をThe Yardbirds時代末期から求めていた事もあり、非常に生き生きしたもの。

前作を遥かに超えた非常に尖った感のある演奏で、後の姿を彷彿とさせる感がございます。


打てば響く、というヴォーカリストの感覚にも満足している感がございます。



Rod Stewartも表舞台に立つという野心が満たされ、更には今作が”衝撃”を重視している事もありそれに合わせた・触発された感のあるヴォーカルを聴かせます。


豪快且つ繊細なヴォーカルで非常に伸びやかなもの、非常に表現力豊かで当時無名のかの名ヴォーカリストPaul Rodgers(後にFree、Bad Company、The Firm)が畏敬の念と憧れを持った事が理解出来るものでございます。


キャリア随一の感がございます(後のThe Faces/初期ソロまで全盛期が続きますが、居酒屋バンドThe Facesでは肩の力を抜いた感のあるもの。Jeff Beck Group時代が一番強烈の感がございます)。


但し、Tom Newmanの強烈な演奏を嫌っていた事もあり、幾分ヤケクソな感もございます...................................................




Ron Woodでございますが、ここでは見事なベースを聴かせてくれます。

そもそも自身がギタリストである事から、ギタリストの観点を上手く生かした演奏の感がございます。

(ジャズ/フュージョン界にAboraham Laborielという名ベーシストがおられますが、この方もそもそもギタリスト。かの名手Larry CarltonやLee Ritnearが重宝した名手でございますが、スタイルが違えど似た感覚がございます)


後々にHR/HM系等のギタリストが様々な理由で録音時にベースを演奏する事が多々ございます。

またGenesis初期のMike Rutherfordの様にそもそもギタリストがベースを弾き、癖のあるフレーズが興味深いものでございますが、ベーシストとしては違和感のあるものが多いものでございます。


後々に作曲面でも才能を発揮するRon Woodでございますが、驚く程の非常に巧みなフレーズで唸らせてくれます。

後に名手系に称賛される事も頷けるものとなっております。


但し、”衝撃”が今作のテーマという事もあり、ソロパートも設けられた事もあり、それに沿う感がございます。



Tom NewmanはJeff Beckが望んだ正にガツンとくる見事な演奏でございますが、案外タイトで非常に巧みな演奏を聴かせてくれます。

個性派揃いの名手の中で見事な存在感でございますが、Rod Stewartが嫌がる理由も分かる感がございます..........................................................確かに歌い辛いものでございます...........................................


後にThe WhoやThe Rolling Stones、自身のソロ名作でも知られる名手Nicky Hopkinsでございますが、この強烈な個性の中でも特徴とした凛としたタッチを聴かせており、非常に興味深いもの。


但し、正式メンバーである事や”衝撃”をコンセプトとした感のある今作では我の強い演奏を繰り広げている感がございます。

ヤケクソ気味ではございますが.......................................




リリース時にはかの”Cream”が既に解散。


演奏や音楽性のエゴを全面に打ち出した感のあるバンドが注目を浴びる中で”満を持しての登場”なのでしょうが、七十年代に直面する時期。

正直、登場が時期的にズレを生じた感があり、もっと早く制作・リリースしていれば..............................の感がございます。




六十年代から七十年代の橋渡し的な感のある音楽性でもございます............................................................





前作制作時に関わったJimmy Pageはこの音楽性を含めたバンドアイデアに共鳴。

The Yardbirds解散後、Jimmy Page/John Paul Jones/Keith Moon/John Entwistle/Terry Reidという幻のラインアップ構想を経て、Led Zeppelin結成へ移行。

デビュー作は成功し、間髪置かず制作・リリースした2ndは大ヒット。


それを見たJeff Beckはアイデアの盗用と激怒。

第一期Jeff Beck Groupを解散させ、注目していたVanilla Fudgeのリズム隊を引き込んで幻の対Led ZeppelinバンドJeff Beck/Rod Stewart/Tim Bogart/Carmine Appice結成へと繋がる事となります.....................................................................


そして運命の自動車事故......................................................................



ボーナストラックは次作に向けての試験録音の感がある前任Mick Waller在籍時のカバー曲。

そして試験録音の感がある(スタジオが異なるものを含む)別テイクという(音響面においても)非常に興味深いものとなっております...............................


前作にも絡んだKen Scott(後にDavid BowieやSupertrump、そしてJeff Beckの大傑作”There And Back”を手掛ける)やかのAlan Parsonsがエンジニアで絡んでいる事も興味深いものでございます................



(前作同様に当時の回想等々を含むライナーノーツも非常に興味深いものでございます......................................................................)




現在では入手が困難。この機会に是非。




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