昭和51年(1976)、12月9日(木)午後6時から、
上野本牧亭で行われた柳家小三治・入船亭扇橋・桂文朝の
『三人ばなし』の会の稀少プログラムである。のちに場所
を鈴本(300人程度)に移すが、本牧亭はわずか100
人程度の小屋だけに、それだけに貴重である。というのは
、
なかには、こんな小さいプログラムに「結構、いい値をつ
けるじゃん」というお叱りを受けるが、この会が発足した
当時は小さな会場で会も立ち上げ当初、信じられないことだ
が客足は、わずか50~60人程度しかいなかった。多くの落
語ファンは、ホール落語会や独演会志向で、「三人ばなし」の
ような小さな会は、本当に落語が好きな人した足を運ばない。
小三治の人気が出てからは、この会も本牧亭閉鎖後、上野
鈴本へ移転し満員となった。同時にホールでの小三治独演
会も満員となった。このプログラムは、圓生が亡くなる前の
小3治がまだバケる前の希少価値がある。。
【当日の演目】
一、まえはなし 小りた
一、「言訳座頭」 扇橋
仲 入 り
一、「五人廻し」 文朝
一、「芝 浜」 小三治
※私の記憶だと、小三治の「芝浜」はネタおろしの
初演であった!? 小三治はこの会でネタ下ろしを
よくしていた。下座は森トシさんであった。
プログラムの状態は、46年も前のこの会初期の
貴重なものだが「美品」で、チケット付である。送料
は当180円です。