前作「カニカニ」ことFat of the Landから実に7年。日本では当時ケミカル・ブラザースらともにデジタル・ロックなどと言う括りを受けていたプロディジー。各自沈黙を守っていたわけでも、シングルを出さないわけではなかったが、実に久々のアルバムがリリースされました。 何らかの意図があってのことでしょうがシングル「Baby's Got A Temper」が収録されていないのは残念ですが、シングルカットされたM2のキャッチーさ、M5の疾走感、名曲「Love Buzz」をフィーチャーしたM9、MJのThrillerを下敷きにしたM11、そして極めつけはoasisとのコラボレーションによるM12。 「Fat of…」自体が7年たっても古臭さを感じさせないため、正直7年のスパンがあるとは思えませんが、すばらしい作品です。