平戸史談会より発行されたものです。
加藤三吾著(元猶興館教諭)。
縦19cm×横9.6cm、166頁あります(巻末広告を除く)。
本書は明治45年に発行されたものの増訂再版となります。
初版発行時に上篇、中篇、下篇と分冊されていたものを増訂再版にあたり合冊したものです。
《目次より》
“上篇”総説
平戸の位置及交通・・・陸路、海路
平戸町村
平戸島の地形地質
平戸海峡・・・潮流
平戸の気候
植物・・・榕樹帯の北限、甘藷の伝来
動物・・・牛、魚介、捕鯨
鉱物
産業・・・農産、水産、石炭、商業
方言
“中篇”特説
鶴ヶ峯・・・松浦伯爵家の沿革
亀岡・・・亀甲城、亀岡神社、棲霞園
黒子島・・・弁財天祠
勝尾岳・・・白狐山城趾、壮烈碑、茶臼笠
金胎寺・・・箕坪城趾、里の城趾
興国山正宗寺・・・浮橋主水事件、江月橋
小川庵趾・・・(ゴブルナドフス)の建議
七郎宮・・・宝剣、宮ノ前
印山寺屋敷・・・五峯王直、天門寺
大渡長者の墓・・・塩上石
談義所・・・龍呑和尚の焚死
幸橋・・・鏡浦、石造工事
築地・・・五の新橋、下馬の恵比須、魚之棚町、蟹ヶ淵、(イギリス)松
(オランダ)商館の遺跡・・・防波堤、(オランダ)井戸、(オランダ)塀、商館建設の始末、貿易全盛当時の構造、商館破壊移転の始末
(イギリス)商館の遺跡・・・寺の坂丘上の趾
河内浦・・・貿易盛時の状況、河内浦の地形、丸山
切支丹・・・天主教会堂
田平の(ヤイザ)・・・殉教者(カミール、コンスタンツ)の焚死
外国貿易時代の文書・・・古文書、古画、古図
(オランダ)の古錨
延命町・・・老蘇鉄、大五輪塔
嵐山家の秘書・・・嵐山家譜、鬚●(注:かみがしらに赤のような字)大方の巻物、蕃国治方類聚、紅夷外科宗伝
船首塑像
遺存せる外国語
龍燈山千光寺
元寇の遺跡
志々伎神社・・・志々伎山、宮ノ浦、伝説
対馬塔・・・(ジャンガラ踊)
相神浦飯盛城趾・・・大智庵城趾、幸松丸
沖禎介記念文庫・・・沖図書館
維新館の趾・・・平戸藩の学統
神社仏閣・・・各神社、各寺院
神楽歌
山鹿素行の裔・・・素行子小伝、山鹿両家
人物小伝・・・佐川主馬、花房権右衛門、今村弥次兵衛、益富又左衛門、草刈太一左衛門、山鹿万助高紹、楠本端山、多々良孝平、稲垣満次郎、菅沼貞風、沖禎介
八勝十景・・・地方八奇勝、閑雲亭十景
鄭成功の遺跡・・・千里浜の碑文、児誕石、竹柏樹、椎樹及碑
(ジャガタラ)文・・・(コルネリヤ)の手紙、(カメソウ)の手紙
“下篇”史論
松浦、平戸の地名考
鬼塚考
松浦党と平戸松浦
遣唐使船と鏡浦
元寇の鷹島
八幡船と平戸港
世界の平戸
鉄砲と平戸
平戸の切支丹
三浦按針の埋骨地
平戸の(イギリス)商館
このほか、折り込みで松浦厚(伯爵、平戸藩主松浦詮の長男)による書が掲載されています。
また、付録として地図が添付されており、平戸町全図(縮尺6,200分の1。平戸村の内、平戸町のみ)、北松浦郡全図(縮尺20万分の1)などが掲載されています(39.8cm54.5cm)。
【商品の状態】
表紙、背表紙、裏表紙に汚れや焼け、折れ、破れ、すれ、めくれ、しわなどがみられます。
本体については汚れや焼け、折れ、破れ、書き込み、しわ、すれ、めくれなどがみられます。
印刷かすれや印刷の薄い部分など読み取りづらい箇所及び読み取れない箇所がみられます。
付録の地図については全体的に焼けています。
折れや汚れ、破れ、すれ、めくれ、しわ、書き込みなどのほか、印刷かすれや印刷の薄い部分など読み取りづらい箇所及び読み取れない箇所がみられます。
天地小口に汚れや焼け、すれなどがみられます。
尚、本図以外に添付品の有無は不明ですが現品はこちらの地図一点のみとなります。
本体、地図ともに全体的なへたりがみられます。
傷みやへたりがみられ美品ではありません。
上記内容にてご活用いただける方にご入札いただきたいと思います。
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