【アイテム説明】
1840年頃にフランス北西部で編まれたヴァランシエンヌ・レースのボーダーです。
色はライトベージュで、最大幅は5cm、長さは185cmあります。
綺麗な状態ですが、すぐ目視出来るホールが4、5個あります。
年代は19世紀前半なので、良く見かける1900年前後のヴァランシエンヌではなく、
背景の編地も手編みされた古いレースです。
ヴァランシエンヌ(valenciennes)はフランス発祥のレースで、
ベルギーのメヘレンと似ていますが、
模様の輪郭を太い糸(コルドネ)で強調しない(かがらない)ので、
メヘレンよりもなめらかで、平坦なレースです。
メヘレンがレースらしい凹凸があるなら、
ヴァランシエンヌは(個人的には)
レースなのに、布っぽい、リボンっぽい雰囲気で、
好きになるとハマるタイプのレースです。
古いヴァランシエンヌは、非常に細いリネン糸を用い、
千個の糸巻き(ボビン)を駆使して、1日10時間以上かけても数センチcmしか
進まないそうです。
1700年代の最盛期には数千人いたヴァランシエンヌのレース職人は、
革命後に激減し、1850年以降は数名となり、フランスでの政策は実質途絶え、
この手法はベルギーの地に引き継がれたそうです。
こちらのボーダーは1840年頃なので、まだフランスで編まれたものです。
背景も手編みの菱形(ダイヤモンド)の編地です。(18世紀はもっと複雑な編地です。)
新しい年代(1900年前後)のヴァランシエンヌの編地は、
マシンで編まれているので網目の大きさや形が統一されており、
早く大量に編めるので安価で、肌着などの縁取りにも多く使われています。
1700年代のヴァランシエンヌで、まとまった長さのものは高価ですが、
これは1840年と比較的古いけれども、そう高くなく、長さもあるので、
好きな方には満足感があるかと思い、入手しました。
飛び飛びにホール(4.5個)がありますが、ホール同士は離れており、
だいたい綺麗な状態です。(画像)
エッジのキレはありますが(画像)、だいたい整っています。
汚れてはおらず、届いてから手洗いはしていませんが
軽くアイロンはかけています。
コレクション、創作、ドールの衣装などにもいかがでしょうか?
ぜひ詳細画像をご覧ください。
リードモア以降の末尾に
拡大画像があります。
指の上の網目の細かさをご覧ください。
【サイズ(約)】
最大幅5cm×長さ185cm
色:ライトベージュ
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