昆虫の時計 分子から野外まで 沼田英治編 北隆館 (昆虫学 昆虫生態学 時間生物学 昆虫時計 体内時計 生物行動学 分子昆虫学

昆虫の時計 分子から野外まで 沼田英治編 北隆館 (昆虫学 昆虫生態学 時間生物学 昆虫時計 体内時計 生物行動学 分子昆虫学 收藏

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2014年初版1刷。北隆館・環境Eco選書9 
中古。表紙裏表紙に傷み汚れあり。他に書き込みや目立つ汚れなど無し(出品前に一通り確認していますが、見逃しがございましたらご容赦下さい)。。 


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出版社紹介文
昆虫の持つ体内時計のメカニズムを詳述!
 地球上の生物は種としてそれぞれ体内に固有の時計を持っている。昆虫たちも産卵や羽化のタイミングは種ごとに決まっており子孫に引き継がれていく。本書は昆虫の持つ体内時計のメカニズムを詳しく解説する。
「地球上に生息する生物は・・・一定の周期をもつ環境の変動に対応するために,からだの中に時計を獲得してきた。昆虫ももちろんその例外ではない。・・・温暖化など近年の環境変化により,昆虫の時計も変化しつつあるという報告もある。このような研究を理解するためには昆虫の時計についてこれまでに明らかになっている知識を得ることが重要である。・・・本書は,幅広い読者に,多様な昆虫の時計について知ってもらうために企画したものである(「はじめに」より」。

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梱包について
ビニールと封筒で梱包します。
緩衝材での梱包をご希望の場合は110円ご負担お願いします(送料が変わる場合があります)。


もくじ

Ⅰ. 昆虫の時計―序章

1 「昆虫の時計」研究の歴史と現状(沼田英治)
  時間生物学とは何か/伝承から博物学へ/博物学から実験科学へ/内因性か外因性か/生物時計の所在/生物時計の分子機構/生物時計に関する現象/今後の予想
  コラム
   時間生物学を確立したシンポジウム
   日本における時間生物学の草分け
   ColinPittendrighの思い出
   初めて時計のありかを突き止めた人・宇尾淳子
   絶版の新書を読もう

Ⅱ. 概日リズム

2 概日時計のメカニズム(伊藤千紘)
  概日リズムの特性/概日リズムを作り出す概日時計機構/時計の振動の分子機構/概日時計の解剖学的位置/時計の同調時計/温度補償性のしくみ/末梢組織にある概日時計/時計からの出力機構/複数振動体機構と振動体同士の関係
  コラム
   アクトグラムの作り方と読み方 吉井大志
   時計遺伝子の多面的なはたらき ウリミバエの例 渕側太郎
   概日リズムの社会的同調 他個体とのかかわりによる同期 渕側太郎


3 野外ではたらく概日時計(田中一裕)
  野外が重要な理由/実験室と野外における活動パターンの相違/昆虫の羽化リズム/タマネギバエ/土の中で朝の到来を知る信号/羽化時刻補正のしくみ/他の昆虫の羽化リズム/羽化リズムの適応的意義/概日時計/ほか
  コラム
   モデル生物キイロショウジョウバエの野外における活動リズム 吉井大志
   南極で昆虫のリズムを調べる 後藤慎介


Ⅲ. 1日とは異なる周期をもつリズム

4 月と潮汐に関連したリズム(宮崎洋祐)
  潮の満ち引きに対応した概潮汐リズム/マングローブスズの概潮汐リズム/大潮小潮のサイクルに対応したリズム/海生ユスリカの概半月・概月リズム/ほか
  コラム
   北極圏に進出したウミユスリカの潮汐への適応 宮崎洋佑
   FranzHalbergとおよそ7日間のリズム 沼田英治

5 概年リズム(宮崎洋祐)
  1年周期の季節変化に対応した概年リズム/カツオブシムシで報告された概年リズム/日本のヒメマルカツオブシムシにおける概年リズム/概年リズムを持つ理由/光周期の変化による時計のリセット/位相反応曲線/自然日長変化の下での時計の動き/概年リズムを創り出す機構と概日時計ほか


Ⅳ. 光周性と天体航法

6 光周性(後藤慎介)
  昼夜と春夏秋冬/光周生とは/光周反応のタイプ/光周生の仕組み/光周測時機構と概日時計/外的符合モデルと内的符合モデル/時計遺伝子と光周性;キイロショウジョウバエ/時計遺伝子と光周性:キイロショウジョウバエ以外の昆虫/RNA干渉によるアプローチ/ホソヘリカメムシのクチクラ形成リズムと光周性;RNA干渉/概日時計は光周性機構のどこにかかわるのか/光周性にかかわる概日時計の位置/ほか
  コラム
   RNA干渉 後藤慎介

7 天体航法(吉井大志)
  天体航法とは/ミツバチの太陽コンパス/サバクアリの太陽コンパス/天空の偏光パターン/オオカバマダラの渡りと太陽コンパス/オオカバマダラの時計遺伝子と触角時計/オオカバマダラの渡りについての論争/月コンパス、星コンパス/地磁気コンパス/磁気受容とCRY/ほか
  コラム 
   偏光の受容と太陽コンパス 吉井大志

昆虫の時計 分子から野外まで (環境Eco選書 9) 沼田英治/編集
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