心やすらぐ音楽は大きな幸せのひとつと思います。
今ではどんな高級・高額なCDプレーヤーにも使われていないと思う【リニアモーター駆動レーザーピックアップ】で高速にレーザーピックアップが水平に移動します(2番目の画像・底板を外して写しました)。
歯車にはどうしてもスキマがあり反動をともないます(バックラッシュ)。リニアモーターは非接触構造で駆動するので振動が発生しません。
また精度の経年劣化が起きにくいです。
歯車は駆動時に摩擦を生じるため、長い期間使用すると機械精度が低下しますが、リニアモータは摩擦が発生しにくい構成となっているため、使用中の摩耗による精度の劣化が大変少ないです。
バブルの時代でこその贅沢な機構です。
またレーザー自体もGaAlAsスーパーダブルヘテロダインの大変長寿命なものが使われています。レーザー出力がもし低下したときはCDドライブ機構の後ろの基盤にレーザー出力調節用の可変抵抗器があるそうです。他機種の経験からいうとレーザー出力調節用の可変抵抗器は時計回りにほんの少し動かすだけ(時計でいうと12の文字から1の文字まで行かないくらい)で良いです。あまり回すとレーザーが焼ききれるそうです。
極めつけはアナログに非常に近い音色の【積分型DAC】が使われている点です。
積分型DACはデジタル信号をパルスデーター(1ビット様)としそれを積分してアナログ信号に変換します(3番目の画像・(CX)20152)。
私はこの機器の兄弟機のCDP-302ESを購入しそこからデジタルデーターを取り出して新しいΔΣ(デルタシグマ)型DACに入力しようと思ったのですが、その前に302ESのそのままの音を聴いてみようとしたところΔΣ型DACよりアナログのような音楽的な音がして驚いてそのままメイン機としました。
電源部には大きめの電源トランスがついています。比較のため10円玉を乗せて画像を取りました(4番目の画像)。ご存知のようにオーディオ機器において電源部は大変大切です。すべての動作に関わる部分ですから。
このCDP-103を聴いてみると、躯体が小型で共振点が違うためかCDP-302ESより良い音に感じました。ですが302ESの入ったラックを動かし後ろの配線をやり変えるのも大変なので出品します。
輸送時に駆動部分を傷めないように固定ネジが底面にあります。ご使用の前に解除してからお使いください。解除の仕方は底面に貼ってあります。
リモコンはソニーの他機種のCDプレーヤーのものです。ほとんどのボタンは使えますがわずか使えないボタンがあります。使用上は問題ありません。
オーディオの足跡様のサイトにもこの機種のページがあります。下記に貼っておきます、ぜひご覧ください。
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/cdp-103.html
音が出ない場合は返品に応じますが、その場合は1週間以内にご連絡お願いします。それ以外はノークレームノーリターンでお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
(2024年 6月 24日 22時 46分 追加)ご質問の回答に書き忘れていましたがレンズも綿棒で清掃しました。この当時はレンズはガラスと思いますがあえてアルコールは付けていません。
以前レコードカートリッジの「イケダ」の故池田勇先生と電話でお話したたとき「カートリッジ・シェルの接点の清掃はアルコールは白くなることがあるのできれいなハンカチなどでこすれば良い。」とおっしゃったので、この場合も綿棒でから拭きだけしました。
(2024年 6月 29日 13時 23分 追加)○電源スイッチを入れて表示が出るまで2~3秒かかります。電源部のコンデンサーの容量が多いのかなと思います。私が使っているこの機種の兄弟機のCDP-302ESも同様です。
○ヘッドホンで聴くときもRCA端子(アンプへつなぐところ)に出力されます。302ESも同様です。
ヘッドホンを差し込むとRCA端子からの出力か切れるようにすると接点(スイッチ)が増えて音質に良くないとSONYの技術者が思ったのかなと想像します。ヘッドホンだけを聴くときはアンプの電源を切って下さい。
ヘッドホンのボリュームを絞っても少し音はします。302ESも同様です。抵抗値の大きなボリュームを付ければ良いようなものですがそうするとRCA端子からの音に影響があるのかも知れません。
ヘッドホンを使わずスピーカーからの音を聴くときにヘッドホンボリュームを最大の音量の位置(時計回りに回し切ったところ)にすると音の抜けが良くなるような気がします。
★再度書きますが、届いたら【最初に底面にあるロックを解除してください。】
どうぞよろしくお願いします。