PIONEER KP-292H カセットデッキ です。
一応ステレオ。
PIONEER KP-292の「ホンダ純正オプション仕様」のようで、
ネットで調べる際はPIONEER KP-292の方が良いようです。
正直、差異は蓋のところのロゴがPIONEERではなく「HONDA」になってるだけな気もします。
サイズは、122 x 50 x 155 mm /( 4.8 x 2 x 6.1 inch)
DIN規格サイズより横幅が小さいサイズです。
1976年ごろ発表で1979年まで製造された製品のようです。
この1年前から、パイオニアはホンダアコードの純正オプションとして、
カーオーディオを納品始めているようです(パイオニアの社史より)
実際に何に搭載されていたのか?は不明です。
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ケーブル、4本のうち、短めに切断されているのが12V電源ラインで、本来は直後にヒューズが入ります。
ギボシで先端が二股になっているのが、スピーカーのマイナス(LR共通)です。
残りの2個のケーブルが、RとLのスピーカーの+なのですが、どっちがどっちかは不明です。
マイナスはどうもケース金属本体みたいです。
外観はかなりスレ等があります。
フロント部分、銀色はタッチペン等で再塗装が必要そうです。
筐体金属部分、赤錆はありませんが、全体的に曇っています。
中を念の為あけてみましたが、動作は未確認というか、多分電源入れたらゴムベルトが切れると思います。
下の段の方は、ゴムベルトはちゃんと存在して掛かっていますが、金属部に固着してる雰囲気があります。
ピンチローラーはギリ掃除だけでいけるのかなあ・・・微妙という感じです。
他、基板や部品の焼けや、コンデンサ液漏れ等はざっと見た限りは見当たりませんでした。
よって、最低でもゴムベルトとローラーを交換するなど、メンテナンスをしてあげる必要があります。
なお、側面のネジ、1箇所だけ、ヒートシンクにつながるところは
通常のネジではなくスクリューネジなのでご注意ください。他はミリネジです。
なお、英語ですが、こちらよりサービスマニュアルが無料でダウンロードできます。
https://elektrotanya.com/pioneer_kp-292.pdf/download.html
分解方法や、回路図、電子部品の各種数値(トランジスタ型番やオーム数など)等は乗っています。ただし、肝心なゴムは、パーツナンバーでの記載のようなので直径とかは出ていません・・・。
一応、海外サイトだと「KP292交換用セット」とかいってゴムのセットを売っています。
目視確認のみで、通電しての動作チェックはしていませんので、ジャンク扱いにて。
修理・部品取り用としてでお願いします。
発送は、送料を安く上げるために、おてがる配送(やまと運輸)の元払いです。
落札金額に送料を含みますので、申し訳ありませんがスタート高めです。
よろしくお願いします。