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雅虎拍卖号：v1116856631

开始时间：10/01/2024 13:11:17

个数：1

结束时间：10/08/2024 13:11:17

商品成色：二手

可否退货：不可

提前结束：可

日本邮费：买家承担

自动延长：可

最高出价：

出价次数：0

卖家账号：moonflowerichiro 收藏卖家

店铺卖家：不是

发货地：大阪府

店家评价：好评：6984 差评：27 拉黑卖家

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廃盤 R＆B SOUL Peabo Bryson

中古盤

輸入盤

そのダンディなお声に馴染みのある人は結構多いであろうことが容易に知れるピーボ・ブライソン。1951年生まれだから、もう還暦を過ぎてしまったけれど、今も現役で歌い続けているR＆Bの隠れた重鎮である。

1978年にキャピトルとメジャー契約を結んで発表した『リーチング・フォー・ザ・スカイ』で全米アルバム・チャート49位。これ以降、エレクトラやコロムビアを渡り歩きながらコンスタントに作品をリリースし、1983年には全米アルバムチャートで25位までアルバムを上昇させたこともある。そのアルバム『ボーン・トゥ・ラブ』のセールスをけん引したのが、ロバータ・フラックの相手役を務めたシングル曲「愛のセレブレイション」の大ヒットだった。1991年にはセリーヌ・ディオンとディズニー映画『美女と野獣』の主題歌を歌い、翌年のグラミー賞を獲得。さらに1993年にはレジーナ・ベルと（ついでに2006年には倖田來未とも）ディズニー映画『アラジン』のテーマを歌い、いずれも大ヒットさせている。結果は出したけれど、それら大ヒット曲は幸か不幸かいずれもデュエット曲。後ろの二者はディズニー絡みだったせいで、すっかり相手役イメージが定着してしまった。程なくメジャー契約を切られてしまう彼をみるにつけ、あの大ヒットが本人にとって良かったのか悪かったのか。サントラ提供曲で次々ヒットしてしまったせいでサントラ芸人イメージが付いてしまったケニー・ロギンス（この人も歌が滅法上手い）と、どことなく被るところがある。

お声にすっかり余裕と貫録をまとった近年の作品も悪くはないけれど、デュエットの相手役として便利に使われた感のある1990年代以降の作品はムード歌謡色が濃く、色気むんむんの音作りに取り巻きの欲目を感じてしまい、個人的にはちょっと敬遠してしまう。この人の衒いのない歌手としての魅力は、まだ変な色を付けられていない1980年代以前の作品のほうがより楽しめると思うのだが、どうだろうか。

決してピン芸人として大きなヒットをしたわけではない1980年代前半までの彼の作品は、ほとんどが未CD化または廃盤だったのだが、ここ２～３年で状況が激変。個人的には名盤だと思っているメジャー・デビュー作『リーチング・フォー・ザ・スカイ』は、同年発表の第三作『クロスウインズ』（全米35位）とのカップリングでSoulmusic.comから再発され、彼がエレクトラへ移籍した直後の『ストレート・フロム・ザ・ハート』（1984年：全米44位）と『テイク・ノー・プリズナーズ』（1985年：全米102位）の２枚のカップリング盤も、Collectablesから再発された。そして今般PTGから再発されたのが、これらの隙間にあってCD化の遅れていた1980年から1982年にかけての３枚である。1980年に発表された本盤は、全米79位を記録した『パラダイス』の再発であり、今回再発された3枚の中では一番出来が良いと思う。

この当時、まだクワイエット・ストームやブラコンは概念化されておらず、西海岸からやってきたAORが時代を席巻していた。特にこの3枚は、洗練されたアレンジメントとコードあしらいをAORに倣いながら、次第にソウルから都会的なブラコンやムード歌謡の色を帯びていくサウンド・プロダクションの息吹を見事に刻印しており、両方のファンにアピールする内容になっているように思う。本盤所収のドゥービーズのカヴァーはその証左だろう。どんな歌唱法もゆうゆうとこなし、朗々と伸びやかで癖のない美声。まだ若い彼に、後年の恰幅と余裕は控えめだけれど、ミュージカル俳優の如き張りのある声とコブシ回しはすでに紛れもなく彼のもの。上手すぎるあまりその歌唱には翳りがなく、ともすれば「セクシーさが足りない」などと言われてしまうけれど、むしろその誹りはある種の勲章だろう。盤起こしかと思わせるような、ややざらざらした音の耳当たりが少し気になる以外は、楽曲も丁寧に準備されていて、作品としても大変よくまとまっている。この再発でほとんどの初期作品はCDになり、初期から中期にかけてのキャリアをCDでも俯瞰できる状態になってきた。喜ばしいことだ。願わくは、メジャー移籍前に制作された『ピーボ』（Bullet Records: 1976年）のCD化もなされんことを。

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