御存知! シングルリリースのみ、サントラ提供、未発表等貴重なアルバム未収楽曲収録「All the Best!」 ソロ初来日記念盤ゴールドCD仕様限定国内盤+収録楽曲違い米国盤 中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、前者は日本盤解説紙に、後者はCDブックレットに若干の経年の劣化がございます。
内容は言わずもがな。
かのThe Beatles脱退以降のソロ及び”Paul McCartney & Wings”そして解散後のソロでのヒット楽曲中心の選曲でございますが、新曲やアルバム未収録楽曲収録がミソでございます(ラジオ向け編集ヴァージョンも......)。
”Another Day”、”C-Moon”(こちらは両A面扱いでございましたが....)、”Mull of Kintyre”とシングルのみリリースでのヒット楽曲が耳を惹きますが、サントラ提供楽曲もミソ。
かの映画”007”シリーズ提供”Live and Let Die”、日本未公開アニメーション映画”Rupert and the Frog Song”提供”We All Stand Together”も収録。
後者は映画の内容から児童向けコーラス楽曲の感がございますが、クラシカル/オーケストラ及びワルツ色が強い楽曲。
後にPaul McCartneyは後に”Liverpool Oratorio”等々クラシカル/オーケストラ作品を作曲・制作致しますが、それに繋がる感のある音楽性でございます。
一番の注目は当時の新曲となる”Once Upon a Long Ago”。
米国映画”The Princess Bride”用にPaul McCartneyが書き下ろした楽曲の一つでございますが、担当の映画監督に却下されたというお蔵入り楽曲。
今作リリース用に新曲収録の依頼を受け、かの”Phil Ramone”(Billy Joel、Paul Simon、Chicago、Julian Lennon、Barbra Streisand、The Band等々手掛ける)にプロデュースを依頼。
新曲として再度選曲されたものではございましたが、何とかの英国名バンド”Queen”の名ヴォーカリスト”故Freddie Mercury”とのデュエットを前提にアレンジし直したものの模様。
参加承諾を得るもののFreddie Mercury本人は多忙でスケジュールが中々合わず、更にはかの病状が既に当時かなり悪化しており、
Paul McCartnyがFreddie Mercury用にガイド・ヴォーカルを用意(Paul McCartneyは譜面が読めないという事実.......)、制作を進めるものの、Freddie Mercuryは録音叶わず死去。
再度アレンジを施し完成に至るという楽曲でございます。
Saxのソロパートやコーラスの高音パート等が故Freddie Mercury参加を想定したパートではなかろうか?とも思われる節がございます.................................
また米国版は選曲が数曲異なる上に英国・日本仕様盤には収録されなかった(こちらもシングルリリースのみの)”Goodnight Tonight”、”Commin' Up”(live)収録がミソでございます。
(代わりに”Once Upon a Long Ago”が未収録でございますが.................................)
キャリアは長くヒット楽曲は山程あり、更には名曲/隠れ名曲だらけ。CD一枚(当時のアナログ盤は二枚組)でキャリアを語るには.........................というPaul McCartney。
正直無理がある企画ではございますが、当時入手し難い楽曲を中心に編集という感がございます。
ヒット楽曲集とは言いますが、注目は七十年代。
正直この作風でよくヒットしたものだ、という感のある楽曲揃い。
楽曲によっては(The Beatles時代のかの名プロデューサー故George Martin卿が絡むものもあり)後期~末期The Beatlesのオーケストラアレンジに一見見えるものの、注意深く聴けば、何と!かの”故Frank Zappa”色の強いアレンジ。
他にもケルト音楽色が強いものやリズム・アレンジが案外ややこしいものも。
またメロディが非常に良いものであっても非常に幅広い音楽性でアコースティック系アレンジであっても一癖どころではない出来。
それがヒットするという訳でございますので、その時代の聴衆の感性や求める音楽が如何に豊かで幅広いものであったか?が判るものとなっております。
(そしてその時代の制作環境が如何に自由であったか?も..............................................................)
八十年代以降は非常にメロディアスで凝った感のある非常に出来の良いもので非常に洗練された感のある楽曲でございますが、何処となくビジネス面の制約を感じる感がございます......................................
こちらは日本仕様限定盤のゴールドCD仕様。当時オーディオファンに重宝された感のある仕様でございます。
今作はリマスターではございませんが、そもそもが制作時期の異なる録音集でもある為、音調整が成されたものでもございます。
現在では最新リマスター盤がリリースされておりますが、現代に合わせた感のあるものでリミックス感がございます。
音の輪郭が角張り過ぎる、低音が強調され過ぎるとの指摘があり、旧リマスター仕様CDやリマスター前の旧CDが注目を浴びるここ昨今でございます。
(また最新リマスター版には”データの音飛び”が見受けられるものも............................................)
そもそもCD化に当たってはCDの音規格に合わせ音調整を行い、マスターテープの内容・音質の再現が行われているものでございます。
何をか言わんや、でございます......................................................オーディオ次第ではございますが............................................................
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。