現用機コレクションの第4弾は、F-15の特別塗装機がラインナップされてます。第1弾がF-15DJのアグレッサーだったので、DJの複座コックピットの部分だけを単座のJ型に変えただけでその他の金型は第1弾と同じ模様。
2004年は、航空自衛隊の創設50周年の記念の年だったので、日本各地の航空自衛隊の様々な機体が特別塗装になり、各地の基地祭でお披露目されました。
自衛隊機の塗装には規定があるので、こーゆーお祭りの時か、戦技競技会の時ぐらいしか特別塗装になりません。
そしてお祭りが終わると、元の塗装に戻ってしまいます。
この模型は、福岡県の築城基地に展開する第304飛行隊のF-15Jで、全面青塗装で、主翼と垂直尾翼に白い翼が描かれてます。
胴体の背面には黄色で『JASDF 50th ANNIVERSARY』と描かれてます。
フォトカードの機体がコレです。
童友社製だけあって、モールドは精密で、マーキングも精細です。
特に塗りとマーキングの精細さに関しては、F-toysやJ-Wingsと比べても比較にならないほど良いです。
その反面、塗ってあるのは機体と垂直尾翼のみで、タイヤやミサイル・増槽は塗ってないので、ガンダムマーカーか何かでタイヤを黒に塗らねばなりません。どうせならF-toysやカフェレオみたいに全部塗ってくれれば良いと思うのですが、なぜか塗らない童友社の現用機シリーズ。
◆趣味のF-15
第2次世界大戦が終わり、ジェット機の時代がやって来ました。朝鮮戦争の頃までは、ジェット機は『ちょっと速い戦闘機』という位置付けだったので、高速での空中格闘戦をやってました。
その後、戦闘機はどんどん速くなって行き、マッハ2の頃になると、飛行機はミサイルキャリアであれば良い。敵の爆撃機を迎撃するのが戦闘機。もう戦闘機同士の空中格闘戦など起こらないという風潮になりF-104のよーな速いだけの戦闘機が作られるようになりました。
ここで、ベトナム戦争が起こります。頼みのミサイルの命中率が低く、速度だけの米軍機はソ連のMig21相手に苦戦を強いられました。
幸いにして海軍のF-4ファントムⅡが空中格闘能力も高かった為、何とかなりましたが、そのF-4にしても最初は機関砲を搭載してなかった為、外付けの機関砲ポッドを装着してました(後に内蔵になる)。
ベトナム戦争後、F-4ファントムⅡの次の戦闘機として開発されたのが最強の戦闘機F-15。
双発にして最高速度も高く、機動性も高く、あらゆる任務に対応する万能の戦闘機。
F-22ラプターが登場するまでの約30年間、最強の戦闘機であり続けました。
F-15Jは、米国のF-15Cを三菱重工がライセンス生産してる機体で、日本はアメリカに次いで世界で2番目にたくさんF-15を保有しております。
F-15は、全長20m近くあり(第2次世界大戦中の爆撃機並に大きい。一式陸攻と同じぐらいです)、
1/144でも全長で約13cmあります。(1/144なのに大きいよ)
組立は垂直尾翼の差し込みと、増槽orミサイル(どちらか選択式)の取り付けです。
部品の差し替えで、タイヤを降ろした状態と、タイヤを格納した状態のどちらかを再現出来ます。
まあ、惜しむらくは、タイヤや増槽が塗ってない事なのですが、プラがグレーなので増槽は違和感ありませんし、タイヤはガンダムマーカーで塗っても良いかも。そんなに面倒な場所じゃないし。
機体の塗りやマーキングはかなり良いですよ。(垂直尾翼は塗ってあります)
台座は付属しておらず、別売(500円、しかもメーカー直販の通販オンリー)になってるのですが、第15弾のT-4ブルーインパルスの台座が流用出来るそうなので、飛行状態で飾る人は、台座を調達しましょう。あるいは、F-toysの安い飛行機を買って、台座の接合部分を改造して流用しても良いかもしれない。
写真の1枚目は、箱と中身全て。
写真の2枚目は、組立見本。
写真の3枚目は、内袋の上から
写真の4枚目は、垂直尾翼。