生きる力がわく「論語の授業」
(2024年 10月 13日 10時 38分 追加)生きる力がわく「論語の授業」―史上最強の指南書をやさしく読み解く
内容説明
論語を、現代に生かす―2000年以上にわたって読み継がれた『論語』は、現代に生きる我々の心にも響く、人生の道しるべ。漢学研究の名門・二松学舎大学の白熱講義。
目次
講座1 論語ガイダンス―孔子とアンパンマンの教え
講座2 「孝」について考える―大人社会の「秩序」とどう向き合うか
講座3 孔子の「仁」に対する思い―わが人生に後悔なし、と言い切るために
講座4 孔子と人間の可能性―志あるところに、道あり
講座5 論語読み・事始め―むかしの読み方で『論語』を読む
講座6 『論語』にみえる孔子の本音―追い続けた理想と現実の狭間で
講座7 『論語』と西洋哲学―孔子とプラトンが見つめた人間の本性
著者等紹介
江藤茂博[エトウシゲヒロ]
長崎県出身。武蔵大学人文学部社会学科卒業。立教大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。十文字学園女子大学教授を経て、二松学舎大学文学部教授。浙江工商大学客員教授。専門は、文芸・映像・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
(2024年 10月 13日 10時 41分 追加)本の概要
二松学舎大学で大好評のセミナー「論語の学校」が書籍化。
「論語を現代社会にどう応用できるか」をテーマに、
アニメ・社会問題・家族、学校問題などを例題にしながら論語を読み解ける。
論語的思想が世代を問わず理解できる入門書。
【目次】
孔子とアンパンマンの教え
1.現代アニメソングにも受け継がれる孔子の教え
2.「道」を追求する孔子と、夢をまもるアンパンマン
3.孔子の言行録として編纂された「論語」
4.二十篇で構成され、五百の言葉と断片を収録
5.孔子が理想とする「君子」とは?
6.孔子が弟子たちに説いた「学問の姿勢」
7.儒教として体系化されていった「論語」の世界
8.「論語」の日本への伝播と広がり
9.学びの基本姿勢を教えてくれる「論語」
大人社会の「秩序」とどう向き合うか
1.通過儀礼としての「父親」への反発
2.儒教を支える八つの徳
3.先祖への敬意を表す「孝」
4.善悪を超えた、絶対的価値としての「孝」
5.血縁集団の結束の象徴として
6.青春を生き抜く若者にとっての「孝」の意味
わが人生に後悔なし、と言い切るために
1.消息を絶った登山家と「論語」との接点
2.「仁」とは、真心と思いやりのこと?
3.「仁」を求めて、「仁」を得るために生きる
4.司馬遷、孔子の言葉に「異議あり」
5.後悔のない生き方をめざして
志あるところに、道あり
1.訳注者が選んだ注釈書にも留意
2.三者三様の解釈がある
3.孔子の「自己紹介」から人物像を探る
4.力足らざる者――「しない」と「できない」の違い
5.志を掲げれば、そこに必ず「道」がある
むかしの読み方で「論語」を読む
1.読み方が確率したのは百年前
2.「論語」の発音を教えていた「音博士」
3.日本の実情に合わせて定着した読み方
4.実際に「論語」を読んでみる
追い続けた理想と現実の狭間で
1.失意のうちに一生を終えた孔子
2.孔子が自らに課した「恥ずかしい」の基準
3.孔子が求めた、平和で安らぎのある世界
孔子とプラトンが見つめた人間の本性
1.最初の「哲学者」は誰か?
2.同時期に、洋の東西で「哲学」が生まれる
3.共同体を超えて唱えられた礼とモラル
4.「哲学」の流転と復興
5.ヒュームがとらえた「摂理」と「習慣」
6.蘇れ! 「論語」