良い本を多く出す岩波新書からこれまた良い本を書く志賀浩二氏の「無限のなかの数学」になります。
あまり見かけないので絶版なのではないでしょうか。
数学は無限を考えることで、つぎつぎに新しい領域を切りひらいてきています。
●でも無限って何?
●三角関数を無限級数であらわすことによるπの値の算出とか、
●オイラーの公式
●フーリエ級数などがその成果のようです。
現実世界に姿を見せないし見えない、「無限」をどのように想像し、
思考の世界へもちだして展開してきたのでしょうか。
数学的思考のおもしろさあふれる知的な一冊になります。
無限級数に関する計算にも重点を置いているみたいです。
理系高校生~大学教養時代に本書を通読すれば、数学センスが上がること間違いなし?
良い本により興味をもつことで、受験数学などにも役立つといいのですが。。。
吉田武氏の「オイラーからの贈り物」では
①Taylor展開
②三角関数のべき級数表示
③オイラーの公式(e^(iθ)=cosθ+isinθ)を知るのが最短ルートだと思いますが、
この本ではTaylor展開の前知識なしの発見学的な導き方も載っていています。
常識や方法は一つでないことが良くわかります。。。面白いですねぇ
量子力学の数学的概念(関数空間)などの考え方にもいかせますかねぇ。。。
このような良い本が広く読まれることで、科学技術の向上に役立つことを望んでいます。
岩波新書405
著者:志賀浩二
p。228ページ
定価:650円
1995年1月12日第2刷
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