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移民であった仕立て職人のヤコブ・デイビスは労働着の補強に銅リベットを使用することを着想し、資金力のあったリーバイ・ストラウスに共同での特許出願を持ちかけます。
それが認められたのが1873年、デニムだけでなく、帆布、つまりテントや馬車の幌に使う、このような平織りのダック生地も使用しておりました。
“501”という品番が誕生するまえのエピソードです。
こちらはその記念すべきワークパンツの日本製復刻で、厳密に言うとLVC以前の製品になります。
身頃にはみでたグリーンセルビッチ(画像参照)ダックを、細かな運針の1本針ミシンで丁寧に縫いあげているディテールを見ますと、この後のLVC製品よりも完成度は高いと思います。
環縫いミシンはまだ誕生していないので、裾もシングルステッチ、革ラベルはディアスキンです(画像参照)。
まだ片ポケ、サスペンダーで着用していたためベルトループレスの時代で、ベルト裏腰帯ぐるりをセルビッチ使いしているのも見逃せないポイント(品質表示画像参照)。
ポケット袋布も身頃と同じブラウンダックです。
右袋布に“IRREGULAR”のスタンプが押されておりますが、素人検品とはいえ、生地も縫製もB品判定とすべき点は見受けられません。
あくまでも推測にはなりますが、米国サイドからLVCの発足後に復刻すべきとしてストップがかかったが製品は縫いあがっており、イレギュラー品として在庫を処分したのではないでしょうか。
購入後、糊落としのためワンウォシュをかけたあと、暗所にて保管しておりました。
表記サイズ32x34、ウエスト約84、レングス約86、すそ幅約22.8
最近、残念ながらクレーマー的な方の入札やイタズラ入札が増えたような気がします。
くれぐれもそのようなことのなきよう、また、ノークレームノーリターンでお願いいたします。
順次出品してまいります。
ほかのオークションもみてくださいね☆