★Freeway★c1953-1978 ウェッジウッド「リッチフィールド」(クーペ・シェイプ)V.スキレーンの代表作。クーペからリーへ。新着、旧価格。

★Freeway★c1953-1978 ウェッジウッド「リッチフィールド」(クーペ・シェイプ)V.スキレーンの代表作。クーペからリーへ。新着、旧価格。 收藏

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c1953-1978 Wedgwood “Lichfield” Coupe Shape


ウェッジウッド
「リッチフィールド」クーペ・シェイプ


V.スキレーンのヒット作

クーペ+ピオニーにリーが加わる

独特の「枯れ味」ワイルドフラワー

同伴カップの「クーペ」と「リー」は共存?

名作。今なお多くのファンを擁す。


★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★常時50点内外を出品中。他のものもぜひご覧ください。
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 ウェッジウッドが1953年から1978年まで製作・販売したクーペ(Coupe)・シェイプの「リッチフィールド」(Lichfield)トリオです。
 リッチフィールドは1934年から1964年までウェッジウッドのチーフ・デザイナーとして活躍したヴィクター・スキレーン(Victor Skellern)のデザインになるもの。「クーペ」という形は、Pear(梨)shapeと呼ばれたあの「ナポレオン・アイビー」の形を縦長カップに伸ばしたデザイン。1939年にサヴォイ・ホテル用にデザインされたが、1954年まで製品化されなかったとされています。
 インサイド・デザインの「ピオニー」に対して外側に模様を描くアウトサイドデザイン用として作られたティー・カップです。リッチフィールドの場合は、「ピオニー」と「クーペ」が対のように販売されました。後に、「リー」が「クーペ」に代わって「ピオニー」の相手を務めています。
 縦長のクーペとリーは、実用上、コーヒーに使うに都合の良い形をしていました。コーヒー用には「クーペがより合っている」というファンは多いのですが、「リー」が全盛になると、「リーはコーヒーカップ」と主張する人が多くなります。売り手側も同じことを宣伝するようになります。
 出品者は気に入ったティー・カップがあれば、それでコーヒーも頂く。大いに適当。我が家の標準カップはウェッジウッドの「ウィンザー」(郭公やビアンカのカップ)で、それでコーヒーを楽しむことが多いのです。「リーはコーヒー」という意見にケチをつける気は毛頭ないのだが、ず~っと「リー」を使っていると、ほんの少し、深さの方が足りない。もう2ミリ高さが増えれば立派なコーヒー・カップなんだがと考えています。
ウェッジウッドのコーヒー・カップは、Canと呼ばれるデミタス・サイズの小さな筒形カップです。コーヒーポットの容量は、Canの容量で何杯分かが量られるのです。
 しかしあんなもので男がコーヒーは飲めません。出品者は、ウェッジウッドのコーヒー・ポットをお薦めする際は、「リー」か「ヴィクトリー」を組み合わせます。ラッパ状に口が開いた「ヴィクトリー」はやはりティー・カップなんですが、女性がコーヒーを飲む際にはとてもいいんじゃないかと考えています。

 「クーペ」の後継として「リー」が使われるようになった―これが常識です。このリッチフィールドにも「リー」があるのですが、「クーペ」の後で出来たのが明らかなようで、たくさんのカップを見ましたが、「クーペ」に使われたバックスタンプは「リー」にはありません。「クーペ」が終わり、その後を継いだため作られた年数が少なく、生産量も少なかったからあまり残っていない。廃版後からリッチフィールドの「リー」は少なかったと考えていました。
 しかし最近、少し真面目にバックスタンプを眺め、USAの未使用品取り寄せ先の資料をチェックしているうち、どうしようもない疑問にぶち当たりました。「クーペ」と「リー」は同時期に並行して使われていたのではないか。
 久し振りに取り寄せた「サマー・ガーランド」のトリオのお尻を見ると、ソーサーとサイドプレートのバックスタンプがこのトリオのバックスタンプと同じなのです。「サマー・ガーランド」はとてもレアな「リー」で、出品者はこの頃これは「ピーター・ウォールがデザインしたに違いない」と考えるようになり、取り寄せたところでした。カップ底は黒壺にゴールドのレタリングなのでこれは当たり前というところ。グリーンの壺に同じ長さで3段のグリーンのレタリングのマークだったら、驚きません。有り得ることです。
 しかし。リーのバックスタンプがこの「クーペ」のマークと同じというのは驚きです。このパターンには「ピオニー」は勿論、「クーペ」はないのです。他のシェイプから古いバックスタンプのソーサーとサイドプレートが紛れ込むことはありません。
 実は、リーはもっと早くから使われていたことを示す「リー」の古いバックスタンプを以前に見たような気もするのです。いまさらそんなことに素人が拘っても…そんな気もして、「見ないふり」をして自分を誤魔化してきました。しかし、いくつかこういう証拠が出てくると無視はできない。
 他の例を集め、確認してみようと思います。1910年代に作られお蔵入りしていた「リー」を引っ張り出したのはV.スキレーンである。それは確信した。スキレーンは顧客の選択肢を増やすことに相当力を注いでいますから、リーとクーペを併用しようとしたとなれば、無理な創造でもなくなります。

 この次「サマー・ガーランド」を出品する予定ですが、その際、バックスタンプの写真も掲載しますのでご覧ください。これがピーター・デザインに違いないという考えも述べさせていただきます。

 またまた長くなりましたので、「リッチフィールド」の説明は省かせていただきます。「ピオニー」の方を読んでいただくとありがたい。「ピオニー」がいなくなれば、こちらの解説を書き足すことにします。お手数ですがお付き合いください。

 カップの高さ6.5cm、口径7.5cm。ソーサーとサイドプレートの直径はそれぞれ、14.5cm、15cm。新品からストックされた未使用品。

 当方の出品物に関心ある方はHPのレアアイテム「受注リスト」をご覧下さい。お探しのカップに関するお問い合わせもこちらからどうぞ。

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