■送料は西濃運輸発送ですがゆうパック60サイズ三重県発価格と同じとします
送料例;関東甲信越 東海中部 関西近畿で880円です
■1986年の発売。バーコードなしの昭和のプラモデルです。(1985年頃はプラモ業界もバーコード導入過渡期でバーコード印刷部分の空白枠窓があります。
現在の移動販売にはない、ボディ前面にSUZUKI CARRY のモールド有り。
現在の移動販売ではディスプレイキットですが、このキットではFA130モーターと単3電池で走行、看板や行灯も別売り麦球で光る モーターライズキットです。
■未組み立て。40年近く前の品に付き、箱等に小さいシミがある場合がございます。画像内、単3電池は大きさ比較用です。画像内完成写真は某氏のすばらしい完成見本 参考画像です。
■青島キャリアカーシリーズ(現、移動販売シリーズ)の歴史について
この美味しいぞくらぶシリーズのキットは1980年に600円で発売されたキャリアカーシリーズの箱替えキットでした。その金型や再版の歴史をたどってみましょう。
★1980年キャリアカーシリーズNo1からNo6が発売(ハンバーガーキャリイ、ラーメン、ホットドッグ、たこ焼き、お祭り、ゲーム)
1982年キャリアカーシリーズNo7からNo10が発売(おでんキャリイ、焼きいも、たいやきくん、おにいりくん)
*当時アオシマ看板商品のデコトラ路線の一環でした。1/24プラモデルの軽トラックとしては2010年代にスバルサンバーが発売されるまで唯一の物でした。
★1985年美味しいぞくらぶシリーズNo1からNo4が発売(おにぎり編、たいやき編、おでん編、やきいも編)
*1985年今回出品の美味しいぞくらぶシリーズ4点が販売されます。1985年5月のプラモ見本市で発表。
しかし、このキットただの箱替え、再版プラモデルではないのです。よく見ると どうも再生産製造した物ではなく、1982年発売のNo7.8.9.10のキャリカーの売れ残り倉庫在庫品のデットストックの下箱とプラパーツとデカールをそのまま利用して、箱、説明書、中の飾り台紙を付け替えた物だったようです。(この事実は意外と知られてないようです。その証拠にデカールの商品名やシリーズ番号は1982年版のままで、下箱の元キットの飾り台紙のホッチキスの一度外した穴が必ずあります。
どうやら、1982年にキャリアカーシリーズの新作としてNo7から10の4点を発売したものの見込み生産の量が甘く、3年間大量に余っていたのだと推測されます。(この時期のアオシマさんはイデオンしかり、見本市業者受注に先駆けて大量に生産しておくスタイルだったようですね)こういう理由もあって、このときはこの4種しか再版されていません。
この、美味しいぞシリーズは箱デザインがパステル調で80年代っぽく、ロゴの丸ゴシック字体や「おいしい」を「美味しい」と書いたり、「..くらぶ」という言葉も80年代のあるあるおしゃれ感覚でした。
★2000年頃キャリアカーシリーズがお祭りキャリイなど箱絵そのままで数点再版
*この時、モーターライズを廃止したディスプレイ仕様となりました。版権の関係からか箱にSUZUKI CARRY ST30KTの表記がなくなる
★2010年頃までにパッケージ変更してキャリアカーシリーズを数点再販。
★2010年頃 軽トラックパネルバンとしてベストカーシリーズにスズキキャリイとして登場
*苦肉の策でプラ板付属でパネルバンを再現、郵便局仕様も発売。
*この時、ボディ前面のSUZUKI CARRYのモールドが削り取られる。デカールとして付属。
*特筆はてっちんホイールとノーマルタイヤがこの時から付属。
★2013年頃から現行の移動販売シリーズ始動
*基本金型流用だが新規デカールで販売業種のバリエーションも豊富になった。
以上が青島キャリー移動販売の歴史です