初期Totoの集大成的大傑作4th「聖なる剣」 日本独自リマスター紙ジャケット限定盤 国内盤未開封新品でございます。
様々な音質ヴァージョンが出ておりますが、こちらは日本独自のリマスター方式でございます。
音の厚みと躍動感ではこちらがアナログに近いと個人的に存じます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは、初期”名手揃いのオリジナルラインナップ”となっております。
またSteve Porcaro曰く「Bobby Kimballが結構キーボードを弾いている」との事。
またゲストに名手Tom Scott(Sax)、James Newton-Howard(オーケストラアレンジ及び指揮)、Marty Paich(オーケストラアレンジ)、Lenny Cstro/Joe Porcaro(Per)、James Pankow(Trombone、現Chicago)、
Jerry Hay(Trumpet)、Jim Horn(Sax)、Timothy B.Schmitt(B-vo、Eagles、ex-Poco)、故Mike Porcaro(Cello、今作ツアーより本来のベーシストとして加入)等々の錚々たる参加がございます。
ハードロック、プログレやジャズ/フュージョンにソウルミュージックの要素を加えた独特の音楽性が聴かれるバンドでございます。
(David Paichが音楽監督。Steve Lukatherがハードロック/ハード・フュージョン、Steve Porcaroがプログレ、Bobby Kimballがソウルミュージック担当だった模様でございますが........そして変幻自在のリズム隊........................)
前作「Turn Back」ではハードロック色濃い地に着いたアメリカン・ロック的な音楽性を指向し、ファンだけでなくバンド自身もお気に入りという高評価で日本では大ヒットとなるものの、母国アメリカではセールス不振。
その後契約が打ち切られるものの再契約となり、再び制作に乗り出したTOTO。
リードが採れるヴォーカリストが四名在籍しておりますが、今作ではデビュー作と同じくBobby Kimball、Steve Lukather、David Paich、Steve Porcaro全員が担当。
作曲面は以前同様David Paich中心でございますが、Bobby Kimballに加え当時成長著しかったSteve Lukather、Steve Porcaro(単独作)の貢献が際立つものとなっております。
また、前作で関わったJeff Porcaroも三曲参加と異例な感がございます(バンドリーダーで作曲をしないドラマーでございますが...........そこが後のTotoの音楽変遷を物語る感が...............................)
再契約後、レコード会社より「シングル含めたヒット作を」との要望を受け、そこを意識した感のある音楽性でございます。
正直デビュー作に2nd、3rdの要素を加えた感のある集大成の感がある作品でございます。
またロック的な荒さを生かした前作の音造りが不評と読んだ感がございます。
躍動感を残しつつも、2ndでの音の厚みを加え、非常に洗練された空間の広い音像のくっきりとした音造りを指向しております。
後に過剰になる八十年代特有のディジタル色強い音造りとは異なるものでアナログ的な温かみと厚みが強いもの。
当時はかのJourney、Asiaの音造りが評判を呼びましたが(これらは同じプロデューサーでございますが.......)それらを意識した感がございます。
また似た時期に深く制作に関わった”Chicago 16”でのDavid Fosterの音造り(かのBostonのTom Schlotz制作”Rockman”機器絡み?)をかなり参考にしていた感がございます。
(今作含め、当時オーディオファンに非常に好評であった感がございます....................................)
レコード会社の要望があれどTotoはTotoでございます。
1stに立ち戻った感のある非常に幅広い音楽性や楽曲が揃っておりますが、演奏・アレンジも含めロック的な躍動感とポピュラーさを強調した統一感のある音楽性の感がございます。
但し、楽曲のコンパクトさがミソ、でございます。
また、Bobby Kimball御得意のソウルミュージック系楽曲が復活。通なファンを唸らせるものとなっております。
(待望のBobby Kimball復帰後のライヴで取り上げられ、本人が非常にノリノリでございましたが...................................)
音楽性もありヴォーカル中心。またDavid Paichのピアノ、Steve Porcaroのオーケストレーション・キーボードが今作では強めの感がございます。Steve Lukatherは楽曲の指向もあり、コンパクト感が強いもの。
また、前述の”Chicago 16”の作風を意識した感があり、オーケストラ付帯楽曲やシンセ・オーケストレーション強めの楽曲にそれが垣間見られる感がございます。
正直、一連のTOTO作品群の中では楽曲のコンパクト感から異色感が確かにございますが、初期の音楽性の集大成の感がございます。
(全盛期TOTOの作品はHR/HM、プログレッシヴ・ロック系には非常に人気の高いものでございますが............................)
ヒットを意識した作風であるものの、非常に充実した内容で世界的に大ヒット。
されど名手David Hungate(B)がツアーの長期化に疲弊し脱退。
後任にPorcaro兄弟の次男で名手Mike Porcaroが加入となり、初期ラインナップは終了となります........................................
(更に次作”Isolation”制作中にBobby Kimballが解雇。全盛期の終焉を迎える事となります...............................................................)
「シングルを含めたヒット作を」とのレコード会社の圧力ではございましたが、結果的に今作は大ヒット。
但し、その介入が(ヴォーカル交代等に代表される)その後の音楽性の迷走に繋がる感がございます........高品質でございますが..............................
現在でもライブで盛り上がるのはBobby Kimball、David Hungate在籍時のToto初期楽曲。今作及び初期及び全盛期の楽曲が演奏されると観客の反応が大きくなるのは良く知られた話でございます...............................
この日本独自リマスター紙ジャケット仕様盤は限定品。 是非この機会に。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しくお願い致します。