■ 光学のエイコー スカイレーダーA型6cm屈折鏡筒 + ケンコー製 コスモウィング用赤道儀 ■

●口径：60mm、焦点距離：900mm (F15)
●アイピース(24.5mm)：C-K20mm (35倍)、HM-12.5mm(72倍)、HM-8mm(113倍)
●一眼レフ式ファインダー：フリップミラーによる切替式 10倍60mm 十字線付き
●付属品：天頂プリズム

ミザールと合併したエイコーの往時の看板商品のひとつが光軸調整不要な「一眼レフ」式ファインダーを備えたこのスカイレーダー型だったと思います。
架台の違いによりA型(経緯台)、E型(赤道儀)がありましたが、鏡筒部は同じ物でした。
このファインダーは、今で言うフリップミラーを組み込んだ構造ですが、これが精密感さえあり、よくもまあこんな凝った構造を持ち込んだ物だ感心します。
公称倍率は10倍なので、アイピースは単純計算で70mmになってしまいます。
レジューサーが入っている筈ですが、よく見えるので分解したい気持ちを抑えていました。
実用性もそこそこ有り画面は明るく見やすいです。オリオン座の三つ星が若干入りきらない程度の視界はあります。
ただし、ファインダー接眼部が主鏡の光軸と一致していないので、目視での目標導入がし難いなど、些かアイデア倒れの部分もあります。
そのためか、スコープテックの鏡筒に使われているような「覗き穴ファインダー」が補助用に取り付けられています。

対物レンズはアクロマートですが良い出来で星像もシャープです。シーズン終盤ですが木星がきれいに見えます。
接眼部は手動の抜き差し式とラックピニオン式のハイブリッドで、24.5mmアイピース専用ですがスムーズです。
ストッパーを緩めると内筒はくるくる回りますのでご注意ください。
C-K20mmで満月2個弱のやや広い視野が得られます。HM-12.5mmはアクロマートレンズとも相性が良く常用レンズになります。
HM-8mm(113倍)は惑星や二重星など倍率の欲しい時に使います。視野内に小ゴミがありますが左記の対象なら余り気にならないと思います。

架台はケンコー製の古いコスモウィング用の9cm屈折などを載せていたものと交換しています。
全金属製で見た目は細身ですが、意外と丈夫な赤道儀です。
両軸ともウォームギャによる全周微動で、ウォームの調整機構もあります。動きはスムーズです。
極望などはありませんが、眼視であれば極軸を北極星に向ければ十分です。
70倍程度でも矢張り赤道儀があると落ち着いて観測できます。また多人数での観測するときは必須アイテムです。

この鏡筒は本来フォーク式経緯台セットでしたので、鏡筒に元々の架台のための金具取り付け跡やネジ穴があります。
架台、三脚は経年による汚れや傷、錆があります。
余っていた6cm用フードが丁度填まったので、迷光防止効果は不明ですが延長フードとして取り付けています。
鏡筒バンドはパイプサポートを加工した物です。直接鏡筒を締め込まないようにビニールシートを挟んであります。

手持ち機材を集めて組んだ物なので正規の説明書はありません。近似のものを参考に添付します。
以上をご理解いただきノークレーム・ノーリターンでお願いします。
勝手ながら、オークション終了後48時間以内にご連絡をいただけない場合と、
かんたん決済の決済期限内にお支払いいただけない場合は、お断りの連絡なしに落札者様都合のキャンセルとさせていただきます。

送料は落札者様ご負担お願い致します。
発送はヤマト運輸の160サイズを予定していますが、正確には発送前にお知らせします。
迅速な連絡と発送を心がけるようにいたしますので、どうか受け取り連絡のご協力をお願い申し上げます。

それではどうか宜しくご検討お願い申し上げます。