御存知!訳アリ品 米国Heavy/Doom/Stoner系ルーツ名バンド Trouble メジャーデビュー大傑作4th「Trouble」 輸入盤 未開封新品でございます。
訳アリ品でございますが、ケース表に2cm程の亀裂がございます。
表記はございませんが改めてマスタリングを行った感があり、若干音質が向上している感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは、Bruce Franklin(G)、Rick Wartell(G)、Eric Wagner(Vo)、Ron Holzner(B)、Barry Stern(Ds)となります。
ゲストにJeff Olson(Key、Troubleのオリジナル・ドラマーで1st、2nd参加)となります。
プロデュースはかのRick Rubinとなります。
1979年米国イリノイ州オーロラにてRick Wartellを中心として結成。
Black Sabbathのみならずサイケ系のIron Butterllyやそれに絡むハード系Captain Beyond、かのPink Floyd等々の影響を受けた音楽性を指向するものの、
歌詞は聖書からの引用やインスピレーションを受けたという変わり種。
後にカセットのみ発売のライヴ録音”Trouble Live”が好評を呼び、米国元祖マイナーレーベルMetal Bladeと契約。
1984年 1st”Psalm 9”をリリース。
当時は米国L.A.を中心とした洗練/ポピュラー系メタル・ブームの中、時代に逆行した七十年代的な音楽性でアンダーグラウンドで注目を集めます。
1985年2nd”The Skull”、時代が八十年代的な過剰なディジタル録音に嫌気が差し、”Thrush Metal Movement”の台頭そして”オルタナ/グランジ”の息吹が聞こえる1987年に3rd”Run to the Light”をリリース。
3rd”Run to the Light”は賛否両論を生むもののファンにはかなりの好評を呼び、元々Black Sabbathのファンでかの”Slayer”のメジャー契約を敢行した名プロデューサー兼レーベル・オーナーRick Rubinがアプローチ。
メジャーデビューと相成ります。
そしてそのRick Rubin肝煎りのプロデュースで満を持して新作リリース.........................という経緯がございます............................
さて今作。
メジャーデビューという事やかのRick Rubinのプロデュースという事もあり、以前より洗練された音造りと音楽性。かなり整った感がございます。
スラッシュ・メタルの台頭やそのファン層からの支持も篤いバンドであった事もあり、(余計なエフェクト効果を排除した音造りを含め)それを反映した感がございます。
後のDoom/Stoner系メタルのルーツ的なバンドとは呼ばれますが、へヴィさはあれどこの系統特有の陰鬱さや怪しさ、ルーズさは皆無。
また同じルーツ・バンドとして崇め奉られる北欧の”Candlemass”(レーベルも米国では同じMetal Bladeでございましたが.....)の様なヨーロピアンHM特有の底無し沼的な陰鬱さが無い事もミソ。
後々にかの悪名高い(笑)シャロン・オズボーン監修のBlack Sabbathリマスター・コンピレーションで聴かれる「米国から見た英国Black Sabbath感」がございます。
音楽性も非常に整ったもので、良く練られた理路整然とした音楽性。アメリカン・ロック系にも繋がるもの。
へヴィとは言えど(ツインギター含め)メロディ重視もあり、意外な聴き易さがございます。
Eric WagnerのヴォーカルがかのAC/DCのBrian Johnsonやメタル色が強かった時代のDef LeppardのJoe Elliottに繋がるスタイルという事も絡む感がございます。
サイケ系に繋がる楽曲(というかPink Floydの”Alan's Pychedelic Breakfast”)がございますが、サイケ系特有の怪しさは皆無。
現在から見れば初期Black Sabbath系の正統系HR/HMの音楽性という感がございます。
現在では名盤扱いとなっておりますが、当時メジャーデビューに当たっての洗練化やRick Rubin特有のドラム音含めた音造りが賛否を呼んだ感があり、
リリース後は思う様なセールスが得られなかった模様。
次作での音楽性の有り方に影響を与えた感がございます.............................
現在では入手が困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。